2022年10月7日

『あたたか~い』食事系缶スープ、大ヒットの理由とは

 自動販売機やコンビニエンスストアで見かけることの多くなった「食事系缶スープ」。昨年、期間限定で発売されたポッカサッポロの食事系缶スープ「カレーな気分中辛」は、予想をはるかに上回る大ヒットを記録。当初の計画数の1.5倍の出荷数となり、多くのメディアやSNSでも話題になりました。

 出荷数増加の背景には、どのような理由があるのでしょうか。また、今年の「食事系缶スープ」トレンドとは。

新商品が続々登場! SNSでも話題の「缶スープ」

 一昔前だと、缶スープといえばコーンポタージュというイメージがありました。最近では、そうした枠にとどまらず、新商品が続々登場しています。

 先述の通り、昨年発売された『ポッカサッポロ「カレーな気分 中辛」』は大ヒットを記録。SNSでも話題になりました。今年はさらに飲みやすくなった『じっくりコトコト 飲む缶カレー』として新発売もされています。

 また、アキュアメイドからは本格クリームシチュー「とろ〜りまろやかクリームシチュー」が10月25日(火)に発売予定。他にも、昨冬話題となった一風堂とのコラボ商品「コクと旨味の一風堂とんこつ ラーメンスープ」が10月11日(火)発売予定となっています。

「缶スープ」普及の背景とは

 人気の缶スープですが、その普及の背景にはどのような理由があるのでしょうか。ひとつは「間食」の定義の変化が挙げられます。在宅時間の増加とともに、食事と間食の区切りがなくなり、“おやつ”ではない軽い食事に目が向けられるようになりました。

 さらに、調理時間の短縮も挙げられます。忙しいビジネスパーソンや、しっかりとした食事の時間を作れない人たちにとって、ワンハンドで手軽に食べられる「缶食」は、ピッタリというわけです。

缶スープ、間食や夜食に活用されている傾向

 缶スープの時間帯別購入割合に関しては、ポッカサッポロ社が調査を実施しています。これによれば、缶スープ購入者は、夕飯までの間食に約2割、軽い夜食に同じく約2割の方が活用していることがわかります。

 さらに、この調査を深堀りしていくと、ポッカサッポロ「飲む缶カレー(旧カレーな気分)」の購入者データはとりわけ特徴的。同商品がもっとも多く飲まれている時間帯は20時台で、11.82%を占めています。

忙しいサラリーマン、21時に何を食べる?

 また、性別・年代別の調査では、15~59歳の男性が多く飲んでいるという結果もあります。夕食までの「間食」以外にも、男子学生が夜の勉強中の「夜食」として、サラリーマンが残業中・残業後の「夜食」として同商品を活用していることが伺えます。

 在宅勤務の普及やフレックス勤務の増加とともに、生活スタイルが変化してきた昨今。また、スマートフォン操作中は、片手で食事をとりたいという方も多いでしょう。そんな現代の食シーンに、缶スープは絶妙にマッチした商品と言えそうですね。

 間食や夜食にピッタリの缶スープは、今後もさまざまな新商品が生まれてきそうです。

<Text:辻村>