2019年3月30日

スポーツ経験者の約7割が「ゲーム好き」。パフォーマンス向上を実感する意見も

 プロアスリートのSNSをチェックしていると、ゲームしている人ってけっこう多いですよね。利用実態はどんな感じなんでしょうか? GameWithでは、15歳以上で3年以上のスポーツ経験があることをアスリートとし、その男女333名を対象に「スポーツとゲームの相関性に関する実態調査」を実施し、結果を発表しています。

やっぱりゲーム好きだった

 同調査によれば、「ゲームは好きか」という問いに対して、全体の70.9%が「好き」と回答。プレイ頻度は、「毎日」と答えた人が全体の4割(40.2%)ともっとも多く、「週に1回程度」以上という回答も含めると、全体の5割以上がゲームをプレイしている実態が明らかになりました。

 なお、年代別で見ると毎日ゲームをプレイしている人の6割は30代という結果に。以降、20代、40代と続き、意外にも10代は13%にとどまる結果になりました。

全体的にプレイ時間は短め。しかし、中にはツワモノも

 彼らのゲームのプレイ時間も気になりますよね。ゲームのプレイ経験がある人たちに対して、「1日あたりの平均ゲームプレイ時間」を尋ねたところ、8割(83.7%)が4時間未満という結果になりました。やっぱり、トレーニングしている時間などもあるでしょうし、そこまでヘビーにはできないというのが実状なのでしょうか。

 と思いきや、中にはツワモノも存在しており、回答者のうち1割は10時間以上と長時間プレイしている事実も明らかになっています。

寝る前や移動時間にゲームしている傾向に

 では、一体いつゲームをプレイしているんでしょうか?

 ゲームのプレイ経験がある人に対して「いつゲームをしているか、もしくはしたことがあるか」と尋ねたところ、全体の半数以上が「寝る前(55.2%)」「休日(53.3%)」と回答しました。また、「移動時間(31.0%)」という回答も、3番目に多い結果になっています。

ゲームをするとパフォーマンスが向上?

 ゲーム好きが多いという実態は分かりましたが、彼らにとってゲームはどのような存在なのでしょうか。「ゲームはスポーツのパフォーマンス向上に役立っていると思うか」と尋ねたところ、3人に1人は、スポーツのパフォーマンス向上への関連性を実感していると回答しました。

 具体的には、「リラックス効果(30.1%)」や「記憶力向上(28.8%)」「集中力向上(27.1%)」「注意力のコントロール(20.9%)」などに効果を感じているそうです。

 最後に、彼らが実際にどんなゲームをプレイしているのかも気になるところ。好んでプレイするゲームについて尋ねたところ、「パズルゲーム(55.9%)」がもっとも多い結果になりました。続いて、「ロールプレイングゲーム(42.3%)」や「アクションゲーム(37.4%)」などもランクインしています。

 毎日のトレーニングも重要ですが、時には競技から離れてリラックスタイムを設けるのも重要なのかもしれません。

<Text:辻村/Photo:Getty Images>