2020年6月23日

Apple Watchが進化、「watchOS 7」登場で新機能が明らかに。ワークアウトの種類追加、フィットネスに名称変更、手洗いチェック機能も搭載

 米アップルが現地時間22日(日)、開発者向け会議「WWDC 2020」で、Apple Watch(アップルウォッチ)の基本ソフトである「watchOS」の大型アップデートを発表。健康管理、フィットネスなどさまざまな機能面の追加を明らかにしました。

ダンスやコアトレーニングがワークアウト機能に追加

 Apple Watchは、ランニングをはじめとしたワークアウト機能の充実がウリのひとつでしたが、新たに発表された次期基本ソフト「watchOS 7」では、これがさらに進化。

 動作アルゴリズムでサポートするワークアウトの種類に、コアトレーニングダンス機能的筋力トレーニングクールダウンが登場しました。

 利用者数の多いことが予想されるダンスでは、カロリー消費を正確に把握するため、心拍数センサーからのデータや、加速度センサー、ジャイロスコープからの入力を統合することで、体から腕までのさまざまな動作の測定を深度化する工夫も。

 ボリウッドダンス、カーディオダンス、ヒップホップダンス、ラテンダンスの4種類の主要ダンスで、こうしたデータ検出が正確に行われているか検証・確認されたといいます。

よりスマートなデータチェックが可能に

 「watchOS 7」では、アクティビティアプリケーションが「フィットネス」という名称に変更。同時に、日々のワークアウト、バッジ、アクティビティのトレンドが一つのタブで、アクティビティの共有および競争が別のタブで閲覧可能になり、データチェック時のスマートさも増しています。

 ワークアウト以外では、新型コロナウイルス感染症対策として手洗いを検出。20秒以上の手洗いを促し、ユーザーの手を洗う時間が短いとき、もう少し続けるよう通知する機能も搭載されました。

 このほか、睡眠に関する機能面アップデートや、文字盤の進化、ノイズアプリケーションの機能追加なども特徴の「watchOS 7」。現時点ではリリース日が予告されていないものの、期待が高まりますね。

<Text:辻村>