運動不足を感じている人8割、コロナ太り4割超え。リクルートライフスタイルが大規模調査
新型コロナウイルスの感染拡大により、自粛生活を余儀なくされている方の中には、運動不足を感じている人も多いはず。周囲が一体どういう状況なのか知りたいという人に有益な情報を、リクルートライフスタイルが発表しています。
運動不足・コロナ太りを実感している人の割合は?
同社がこのほど発表したのは、「ジム・フィットネスに関する意識・実態調査」。20〜59歳の女性を対象に実施した調査で、対象が約3万人という大規模なものです。
これによれば、現在運動不足を感じている人は、「そう思う」「ややそう思う」を合わせると8割超え(80.7%)。そして、コロナ太りを感じている人は約4割(43.1%)を超える結果になりました。
運動不足を感じている人の中には、新型コロナウイルスの感染拡大により、ジムやフィットネスに通えなくなっている人も多いようです。直近の状況として、ジム・フィットネスの月1未満利用者と休会・退会者は「コロナウイルス流行の影響による」と答えた人が約3割にのぼります。利用再開意向を尋ねると、「再開する予定はない」と回答した人は1割強と少なく、大多数が「感染者数が落ち着いてから」など、再開意向があることが分かっています。
コロナ禍における運動への興味も気になるところですが、各運動に対する興味や、関心が湧いたタイミングを見ていくと、「新型コロナウイルスが流行し始めてから興味が出た」運動の上位は「動画を見ながら自宅でトレーニング」など、自宅でできる運動に票数が集まりました。
また、ジム・フィットネスに通いたいという方も票が集まりましたが、全体傾向としては、業態別に通いたい目的が異なることも見えてきています。「運動不足解消」「痩せたい」という理由に加えて、パーソナルでは「ボディメイク」、ヨガ・ピラティスでは「健康維持」「気分転換」が高いという特徴が浮上しました。
実際にジム・フィットネスに通っているという人に向けた調査では、「効果の満足度」ではパーソナルがもっとも高く、「総合満足度」ではヨガ・ピラティスがもっとも高いという結果になっています
【アンケート概要】ジム・フィットネスに関する意識・実態調査
■調査方法 :インターネット調査
■対象者条件:全国20~59歳女性
<調査対象>スクリーニング:30509人
※人口動態に基づき性年代を割付 本調査:3928人
※スクリーニング調査での出現率をもとにウェイトバックを実施
<調査期間>2020年10月1日(木)~10月5日(月)
※全編において小数点以下2位で四捨五入したスコアを掲載しているため、小計や合計値が必ずしも一致しない場合があります。
<Text:辻村>