2022年2月18日

【食物アレルギー持ちへ】日本ハムが総合プラットフォームを作ったよ!無料で相談もできるって!

 食の多様化が進む現代。魅力的な食材や活用法が次々と紹介されていますが、思わぬ食材で食物アレルギーに苦しむ可能性も。そんなリスクに対応する新サービスを、日本ハムがスタートしました。

 オンライン上で完結する食物アレルギーの総合プラットフォーム「Table for All 食物アレルギーケア」。一体、どんなサービスなのかチェックしていきましょう。

食物アレルギーは深刻な社会課題

 食物アレルギーは、乳幼児期にもっとも多く、日本では乳児で約10人に1人、幼児は20人に1人が罹患しているとされます。世界でも有症率の増加が多くの報告で叫ばれており、深刻な社会問題と化している現実があります。

 同社がスタートした「Table for All 食物アレルギーケア」は、こうした問題に対応する新サービス。食品会社として長年、安全・安心を追求してきた同社だからこそできるコンテンツが詰まっています。

提供される主要コンテンツは3種類

 「Table for All 食物アレルギーケア」で提供されるコンテンツは、主に3つ。

 まずは、アレルギー専門医監修による食物アレルギーに関する情報の定期的な発信。次に、食物アレルギーに対応した600種類を超えるレシピの紹介。最後に、オンラインでの無料栄養相談です。

 レシピ紹介は、特定原材料(7品目)および特定原材料に準ずるもの(21品目)中の使用原材料や代替原材料のほか、栄養価についても明記する充実ぶり。ちなみに、同サービスを開始するにあたっては、国立成育医療研究センターアレルギーセンター長でアレルギー専門医の大矢幸弘(おおや・ゆきひろ)医師が、食物アレルギー情報の監修にあたっています。

 そして、魅力的なオンライン栄養相談。食物アレルギーについての専門知識を有する栄養管理士が、なんと無料で栄養相談にのってくれるというもの。スマートフォンやパソコンで気軽に相談でき、子どもに応じたアドバイスを得ることが出来ます

 国内の食品業界初となる食物アレルギーケアの総合プラットフォーム「Table for All 食物アレルギーケア」は、2022年2月17日(木)からスタートしています。

[食物アレルギー情報監修]
大矢幸弘(おおや・ゆきひろ)
国立成育医療研究センター アレルギーセンター長。国立名古屋病院小児科、国立小児病院アレルギー科などを経て、 2002年から国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科医長、2015 年に国立研究開発法人への改組を経て現在に至ります。小児アレルギー疾患 気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、消化管アレルギーのガイドライン作成に委員として関わっています。

「本サービスで食物アレルギーに関する有用な情報が得られ、ご家族や保護者の方の適切な対応を通じて、お子さんの健康を守ることに貢献できれば嬉しいです」

[オンライン栄養相談]
瀧 真奈美(たき・まなみ)さん
食物アレルギー管理栄養士。日本栄養士会認定栄養ケア・ステーションで訪問栄養指導、窓口での栄養指導業務を行っています。

「本サービスで、食物アレルギーに関する食事や栄養など、お気軽にご相談いただき、食物アレルギーにお困りの方にお役に立てると嬉しいです」

<Text:辻村/Photo:Getty Images>