インタビュー
2019年8月2日

じろう(シソンヌ)×いだてん。「阿部サダヲさんにしかない、あのスピード感や疾走感。何かしら盗みたいなと」 (2/2)

阿部さんからなにかしら盗みたい

—— 『いだてん』の描くスポーツについてはどう感じられていますか?

こんな歴史があるとは知りませんでした。こういう大変な時期にスポーツで平和の祭典というか、そういうのに思いをかけていた人がいたというのを知ると、スポーツの見方も変わってくるなと思いました。

—— 主演の阿部さんについて、印象やエピソードなどありましたらお願いします。

阿部さんは見ていて勉強になります。荒川良々さんや皆川猿時さんなど、大人計画の方とけっこう仕事をすることがあるんですが、みんなやっぱり化け物なんです。なんでもない台詞をただ言うだけでおもしろく聞こえる人たちなんで。プラス、阿部さんはアクション性もあるじゃないですか。スピード感というか疾走感は阿部さんにしかないものだと思うので、何かしら盗めるものは盗みたいなと思ってご一緒させてもらいました。

—— 収録中の裏話などがありましたら、お願いいたします。

収録がはじまった最初のころ、僕午前中終わりで飛び出しが多かったんですよ。たまたまルミネ(劇場)の出番とかが重なっていて。それが二日くらい続いたあと、毎回阿部さんから「今日もまたどこかに行くんでしょ」といじられましたね(笑)。「今日この後なにあるの?」とか、別になにも無いんですけれど(笑)。阿部さんはすごく話しかけてくれました。ドラマの現場だと普段ご一緒したことがない方がほとんどなので、けっこう芸人は浮くんです。でも阿部さんがみんなに話しかけてくれて。リハーサルが終わったあともずっと話してくれたので、居心地が良かったです。

<Text:編集部/Photo:NHK提供>

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