2018年7月12日

理系男子、堂々完走! 初心者のためのトライアスロン大会チャレンジ|あなたのトライアスロン“初挑戦”を応援します! #5 (1/2)

 1人でスイム・バイク・ランを連続して行う鉄人レース、トライアスロン。興味はあるけれど、そもそもなにから始めればいいの? と思っている方も多いのではないでしょうか。

 今回MELOSではトライアスロン完走を目指す未経験者を募集。スクールの運営や大会の企画・開催などでトライアスロン界を大きく支える「アスロニア」の全面バックアップのもと、「第9回館山わかしおトライアスロン大会(タテトラ)」に参加するためのトレーニングを開始しました。トライアスロン初心者が短期間で体を作り、大会に出場するまでを密着取材します。

 ついに最終回。挑戦者の岩渕孝彦さんが、タテトラに挑みます。今まで4回に渡り、ラン、オープンウォータースイム、スイム、バイクとトレーニングを重ねてきました。短期間でもひとつひとつのトレーニングを確実にこなしてきた岩渕さん。初めてのトライアスロン、果たして完走できるのでしょうか……。トレーニングの成果はいかに!?

大会当日。いよいよレースに挑みます!

 岩渕さんが参加するのは、スイム750m、バイク20km、ラン5kmで構成される「スプリント」。オリンピックディスタンスの半分の距離です。当日の朝、大会が開催される千葉県館山市の天候はあいにくの雨。……だったのですが、スプリントのレースが始まるお昼過ぎになると「さっきまでの天気はなんだったの?」と思えてしまうほどの快晴に。これは運も味方してくれているのでは、と取材班のテンションも上がってきます。

▲大会の舞台・館山に到着。ほんの直前まで土砂降りの雨でした

 会場入りをして受付を済ませ、トランジションエリアにバイク、ウェア、ランニングシューズなどを準備。あれよあれよとレース本番の時間が近づいてきて、取材班の方が緊張してきました。本人は「大会に出場するということ自体が小学生、中学生以来です」というわりには落ち着いている様子で、いつも通りの爽やかスマイル。うーん、さすがです。あとはもう応援するのみ!

▲両腕に油性マジックでがっつりナンバーを記入

▲レース直前の岩渕さん。凛々しい表情で士気を高めています

 砂浜で準備体操を済ませたら、海に入ってある程度沖まで泳ぎ、各自ウォーミングアップ。レースに向けての緊張感が高まってきます。スタートの号砲を鳴らすのは館山市長。タテトラ・スプリントの部、開幕です!

初めの種目はスイム。大人数でのレースになるので、海に入る際の混雑を避けるため、10秒ごとに10人ずつでスタートします。テンポよく駆け出す選手たち。全員赤い帽子をかぶっているので、もう誰が誰だかわかりません。沖に浮かぶ3つのブイの周りを泳いで戻ってくる岩渕さんを、取材班は砂浜で待ちます。

▲岩渕さん、手を振ってスタートしました! いい表情!

▲軽快な足取りで海に入っていきます

▲ブイに向かって泳ぐ選手たち。あっという間に岩渕さんを見失いました

 そうこうしているうちに、先頭の選手が戻ってきました! めちゃくちゃ速い。速すぎる。2位の選手と大幅な差をつけてトランジションエリアへと向かいます。その後続々と戻ってくる選手たち。あんなに元気良く飛び出して行ったのに、みなさんとても疲れた表情で戻ってきます。岩渕さんはまだ現れません。大丈夫かな……? と思いながら海の向こうを見つめます。

 今か今かと待ち受けていると、岩渕さんの姿が見えてきました! 砂浜に上がって、給水を受け取ります。上がってすぐは足がふらつきまっすぐ歩けない様子でしたが、だんだん足取りがしっかりしてきました。すぐにトランジションエリアに向かいます(取材班も走って追いかけます)。

▲1種目終えて順位は112人中95位!

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