2018年7月12日

理系男子、堂々完走! 初心者のためのトライアスロン大会チャレンジ|あなたのトライアスロン“初挑戦”を応援します! #5 (2/2)

完走を目指して。気合の入ったラストスパート!

 トランジションエリアでは休憩する間もなくウェットスーツを脱ぎ、次の種目はバイクです。バイクコースを4周します。取材エリアが限られているので、岩渕さんが周回してくるまで待っているしかない……。スイム同様、取材陣は再びやきもきしながら帰りを待ちます。

▲スタート時は慎重に。安定したフォームで漕ぎだします

 えーと、岩渕さんどんな格好でしたっけ……。そうだ、黒いヘルメットに黒いウェア。赤いランニングシューズ。……目立たない!! 蛍光色のTシャツを着た選手が目の前を走り去っていくのを見ながら、黒子と化した岩渕さんを探します。とそのとき、1周目を終えて戻ってきました! こちらに手を振るほどの余裕があります。快調そう! そして一瞬で通り過ぎていきました。なかなかいいペースなのではないでしょうか。

▲大自然の中を快走する岩渕さん。いいペースです!

▲途中うつむきながら漕ぐ場面も。がんばれ~!!

 2周目を終えた岩渕さん、息を切らしています。少しキツそうな様子だったので心配でしたが、大きくペースを崩すことなく3周目を終えラスト1周に突入! そのまま快走を続け、バイクのレースをクリア。表情にも余裕があります。バイクをトランジションエリアへ戻し、ヘルメットをはずしていよいよトライアスロン最後の種目、ランへ! この時点で90位。順位が上がっています!

▲軽快に走り始める岩渕さん。1周2.5kmのランコースを2周します

▲給水もしっかり受け取れています

 しっかりした足取りで折り返し地点を過ぎ、ラストスパートをかける岩渕さん。ほぼペースを乱すことなく颯爽と駆け抜けていきます。フィニッシュが近づくにつれ取材班の応援もヒートアップ。そしてついに! 完走です! うわーおめでとうー! 取材班も大興奮です。

▲フィニッシュテープに胸から跳び込みます

 総合タイムは1:27:04、総合順位は71位。「完走する」という目標をしっかり達成! 初めてのトライアスロン、見事な走りっぷりでした。完走、本当におめでとうございます!

上々のデビュー。これからも挑戦は続く

 「泳いでも泳いでも前に進まなくて、正直、本当にもう無理なんじゃないかと思いました」と岩渕さん。スイムが一番キツかったといいます。一緒に泳いでいた人がどんどん先に行ってしまうことで焦る気持ちが生まれたようです。なんとか泳ぎきって海から上がったときも、この後バイクに乗って走るなんて、と不安になったそうですが、呼吸を整え着替えている間に少しずつ落ち着くことができたとのこと。

 バイクのレースに関しては、「フォームや重心のかけ方など、トレーニングで教わったことを思い出しながら走れたので良かったです。あと、一周ごとにみなさんが応援してくれているのが見えるたびにちょっと元気が出ました」とコメント。取材班大興奮の応援が届いていたと知って、じんわりうれしくなります。

 ランでは最後までしっかりした足取りでペースを乱しませんでした。「それでも途中で足がつりそうになって。そうだ、こういうときは腕を振るんだった、と腕を動かすようにしました」。トレーニングでコーチに教わったことが確実に生きたようです。

▲メダルをかけてもらい「完走やったー!」のポーズ。なかなか余裕のある表情です

 それにしても本当にこんな短期間のトレーニングで見事に完走するなんて、もう、岩渕さん、ハンパないって! 9月にはオリンピックディスタンスの大会に出場することを決めているという岩渕さん。今回の経験を生かして、これからのトライアスロンライフも楽しんでください!

 ものすごく過酷なのでは、とトライアスロンの世界に足を踏み入れるのをためらっている人もいると思いますが、自分自身の限界に挑戦して立ち向かうことで新しい世界が見えてくるかもしれません。みなさんもトライアスロンを始めてみませんか?

《関連サイト》
・アスロニア
http://athlonia.com/
・第9回館山わかしおトライアスロン大会
http://tate-tra.com/

≪アスロニアからのお知らせ≫
アスロニアでは現在、トライアスロン初心者のためのプログラム「99Tチャレンジ」参加者を募集しています! 9月の九十九里トライアスロンでのデビューに向けて、トレーニングからレースの準備まで、丁寧にアドバイスしていきます! すでにレッスンは始まっていますが、今からでも申込み可能!(7月末まで)

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<Text & Edit:山下茜、丸山美紀(アート・サプライ)/Photo:玉井幹郎>

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