2018年8月6日

プロジェクションマッピングを活用!北欧生まれの新感覚ボルダリング「ヴァロ・クライム」│特集:SPORTEC 2018 #7

 日本最大級のスポーツ・健康産業総合展示会「SPORTEC 2018」が7月25日から27日までの3日間、東京ビッグサイトで開催されました。親子が楽しんで参加する姿が印象的だったのは、プロジェクションマッピングを活用した新感覚のボルダリング「ヴァロ・クライム」。北欧・フィンランド生まれのエンターテインメントとして、今年から日本市場での展開を予定しています。

・去年の様子はこちら:SPORTEC 2017特集
・今年の様子はこちら:SPORTEC 2018特集 NEW!

楽しみながら持久力アップ!

 ヴァロ・クライムの狙いについて担当者は、楽しみながら持久力を鍛えることができる点にあると説明します。「年齢や経験を問わず、みんなで楽しみながら大汗をかくことが可能です。トレーニングにゲーム性を持たせることで、モチベーションを維持しながらレベルアップできます」(担当者)。実際、ブースでは挑戦者が絶えませんでした。そしてプレイヤーのみならず、周りで見ているだけでも楽しい。観客も巻き込んで楽しめるため、イベントにも最適でしょう。

▲6000 / 9000ルーメンの短焦点プロジェクタは、ポールの上に設置することも上から吊るすことも可能

▲手許のタッチスクリーンでモードの切り替えなどを行います

 デフォルトでは、コウモリをやっつける「ワック・ア・バット」、隕石から地球を守る「アストロマニア」、移動する電光をよけ続ける「スパークス」、エアホッケーの要素を採り入れた対戦型の「クライムボール」、といった4つのゲームが用意されています。また「オーグメント・プロブレム」アプリにより、最適なルートの投影、プレイ内容のビデオ撮影およびウォールへの投影、YouTubeへの投稿に対応。新しいゲーム、アプリケーションはクラウドからアップロードされる仕組みで、統計情報の取得、遠隔サービスの提供、管理運営もクラウドを通じて行うことができるそうです。

▲隕石から地球を守る「アストロマニア」。リプレイをウォールに投影することも(左下)、YouTubeに投稿することも可能です(右下)

 なお、設置済みのウォールにも投影が可能です。都内には、狭いスペースに設置されたウォールもたくさんありますが、そうした場所で「何度も登ったので飽きてしまった」なんて利用者には、ヴァロ・クライムが新鮮な楽しみを提供してくれそうです。今後の展開について、担当者は「ジムやフィットネス、クライミングセンター、イベントなどに設置していけたら」と話していました。

<Text & Photo:近藤謙太郎>