ワークアウトでこそ使いたい完全ワイヤレスイヤホン新登場。iPhoneと相性抜群の「Powerbeats Pro」がアツい【レビュー】 (3/3)

伸び伸びとしたリスニング感を楽しませてくれる

　気になるPowerbeats Proのサウンドはナチュラルバランスで解像度が高く、サウンドステージを広くゆったりと描きます。まるでコンサートホールで音楽を聴いているような、伸び伸びとしたリスニング感を楽しませてくれるイヤホンです。

　ビーツでは本機のために12mm口径の「リニア・ピストニック・ドライバー」を新規に開発しました。イヤホンはノズルの根もと、ハウジングの上部に空気の通り道になる穴とスリットを設けて、大型ドライバーのダイナミックな動きを生み出し、切れ味豊かな低音を引き出す構造としています。

▲iPhoneとの相性は抜群。音のバランスも良く、さまざまなジャンルの音楽再生にマッチする

　Powerbeats Proは特にボーカルやピアノにギターなど、楽曲のメロディ部分の“おいしいところ”をクリアに力強く再現してくれるイヤホンです。夏の暑い時期にも、Powerbeats Proの元気なサウンドがスポーツで体を動かすモチベーションを高めてくれそうです。

連続9時間の再生で、バッテリー持ちも安心

　イヤホンに内蔵するバッテリーだけで、連続して9時間の音楽再生が楽しめます。フルマラソンも安心です。専用の充電ケースが少し大きめなので、ジムに出かけた時はケースをロッカーに収納して、イヤホンとスマホだけを持ってゆったりと音楽を聴きながら体を動かしても良いかもしれません。iPhoneなどiOS端末とペアリングしている場合は、イヤホンを接続した時に製品イメージの下にイヤホンのバッテリー残量が数字で表示されます。

▲豊富なカラバリはブラック/アイボリー/ネイビー/モスの4色。今回、ブラックのみ先行発売された

　Powerbeats Proはブラック/アイボリー/ネイビー/モスの4色展開です。あなたのスポーツウェアに一番マッチするカラバリがきっと見つかるのではないでしょうか。

［製品情報］
〈Powerbeats Pro〉
価格24,800円（税別）
ブラック/アイボリー/ネイビー/モスの4色展開
※現在発売されているのはブラックのみ。残りの3色は今夏発売予定となっており、具体的なスケジュールは現時点では明らかになっていない。

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［筆者プロフィール］
山本敦（やまもと・あつし）
オーディオ・ITライター。CESやIFAなど、海外で開催されるイベントへ頻繁に足を運びながら、ハイレゾ対応のポータブルオーディオからスマートフォン、AIアシスタントを搭載するスマートスピーカーまでオーディオに関連する最先端のトピックスを追いかけているジャーナリスト。海外オーディオメーカーのVIP開発者インタビューも年間に数多くこなす。

＜Text & Photo：山本敦／Photo：オフィシャル＞