Apple Watch、心肺機能の状態をより詳細に把握できるように進化。OSアップデートがリリース
現地時間14日(日本時間15日)、iPhoneとApple Watchの基本ソフト、それぞれ、iOSとwatchOSにアップデートが配信されました。最新ソフトウェアをダウンロード・インストールすることで、さまざまなアクティビティ関連の進化が享受できます。
Apple Watchの心肺機能を測定する機能がアップデート
このほど配信されたのは、iOS 14.3とwatchOS 7.2。Apple Watchで VO2 max(最大酸素摂取量)を用いて心肺機能を測定する機能は 今秋初めにリリースされたwatchOS 7にて対応していましたが、今回のアップデートでは、指標がプラス。
Apple Watchでは、自身の心肺機能のレベルを測定・確認するだけでなく、iPhone上のヘルスケアアプリケーション上で同年代の同性の人たちとの相対的な比較が可能になりました。
グループは、「高い」「平均より上」「平均より下」「低い」の4つで、心肺機能のレベルを改善するのに役立てることができます。また、レベルが低下した場合には、通知も受け取れるので、心肺機能が低いユーザーは、自分の健康状態をより詳しく知ることができ、長期的な健康効果を得るために役立てることができます。
こうしたアップデートについてAppleのヘルス担当上級副社長、サンバル・デサイ博士は 「最大酸素摂取量の重要な点は、実際に打つてだてがある、という点です。その鍵となるのは、より多く運動をし、その強度を上げることで、実際に改善が見られるということです」と説明。
「何かを測定することができるということは、それがどのように変化するのかを見ることができるため、モチベーションを高めることができます。このため、心肺機能は必ずしもマラソンを走るような方だけでなく、誰にとっても有用な測定値になります。最大酸素摂取量を活用することができることを、エリートアスリートだけでなく、日常的に運動する方が活用できるように一般的にすること、私たちが期待しているのはこの点です」としています。
<Text:辻村>