コロナ禍のランニングライフ。いつでもどこでも参加できる「オンラインマラソン大会」の魅力とは? (1/3)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、マラソン大会は多くの大会が中止や順延となりました。今年に入っても、「開催」としている大会も感染拡大の懸念からか、その多くが検討中から中止になったり、予防対策の実施や参加者への咳エチケットなどを呼び掛けながら、定員枠を大幅に削減して開催したりしているようです。
筆者が開催しているマラソン&ランニング教室の受講者からは、参加することになっても、各大会のウェブサイトで最新の情報を常にチェックする必要があったり、参加したことでランニング仲間や周りの目が気になったりと、大会自体を心から楽しみにくい一面もあると聞いています。
そこで、リアルな大会が、昨夏以降オンラインに切り替わった大会も多いとの情報を得て、ランニングのポータルサイトで調べてみると、やはり、メジャーどころの大会のほとんどがオンライン開催に切り替わっていました。
▲名古屋ウィメンズマラソンのオンラインVer.は、4月末まで開催中
さらに、フルマラソンの大会に絞って検索すると、月に数度、ランニングイベントのオンライン開催が全国各地で開催されているようでしたので、私自身もいくつか申し込んで、実際に参加してみることにしました。
参加や完走のハードル低く、参加特典も充実
走る場所はいつものランニングコースや出張先にも関わらず、果たして、現地のフルマラソンイベントに参加した達成感は得られるのか。まずは、体感してみなければ始まりません。
オンライン開催の大会参加のためには、走行距離などランニング情報を集約するため、スマートフォンのGPS(全地球測位システム)機能が稼働するアプリのインストールが必要で、私は、日頃のマラソン&ランニング教室で利用している「TATTA」をそのまま活用しました。
「TATTA」は走る仲間のランニングポータルRUNNET(ランネット)と連動し、大会エントリー記録からレース結果を自動連携できるアプリ。大会に向けての頑張り具合や、同じ大会にエントリーした人の間だけでのランキングも競える大会連動型のトレーニングアプリです。
▲TATTAで走行情報を記録。フィットネスクラブなどで走った距離も手動で入力可能
各大会にエントリーした後は、大会日に合わせてフルマラソンを走るのかと思いきや、どうやら累計の走行距離でもフルマラソンを“完走”したことになるとのこと。しかも、大会前にオリジナルシャツが到着したり、大会後には、現地の名産品が抽選で当選し、開催地の魅力を新たに発見できる大会だったりと、ランニングを始めようとしている超初心者向きで、大会参加のハードルを低くし、とても参加しやすい環境が整っていることが分かりました。
▲ONLINE2021おきなわマラソンの参加記念オリジナルTシャツが到着。しかも、抽選で沖縄市特産品(はちみつセット)が当選
▲都内でも開催していないかと調べたところ、港区のイベントを発見。「MINATO ONLINE RUN&WALK 2021に応募
▲応募してまもなく、何と開催日前に、参加賞のオリジナル長袖Tシャツが到着