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本格シーズンイン! 私がこれまでやってきたこと、これからできること│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート〜for2020〜」#54 (1/2)

 みなさん、こんにちは。陸上競技の寺田明日香と申します!

 あっという間に、4月も最終週に入りました。いよいよ100mHのシーズンイン初戦となる、織田幹雄記念国際陸上競技大会@広島・広域公園(4月29日開催、以下織田記念)が迫っています!

 この織田記念、シニアの選手にとってはオリンピック参加標準記録挑戦やワールドランキングなど、代表選考に関わってくる大切な試合なのですが、昨年は緊急事態宣言下で中止となり、一昨年は陸上選手復帰直後だったため、私が出場するのは第一次陸上選手期以来となります。

 今回のコラムでは、織田記念から始まるシーズン前半戦に向けて準備してきたことや、こんなレースにしたい! と思うことなどを書いていこうと思います。

 最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

緊急事態宣言と選考レースの行方

 大切な試合があと数日と迫る中、4月25日に3度目となる緊急事態宣言が東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に発令されてしまいました。

 代表選考に関わる選手の試合は、無観客などの措置や、その他さまざまな制限がある中でも可能な限り開催される予定です。しかし、私が出場を予定していた木南道孝記念陸上競技大会@大阪・長居や、地域の記録会などは延期・中止になってきています。

 終わりの見えないコロナ禍、難しい局面が何度もやってきていますが、トップ選手のレースの機会を守るだけではなく、若い選手たちや上のレベルのレースへ挑戦しようとしている選手の機会も守っていただきたいと思いながら、限られた機会に向けて準備を続けています。

 緊急事態宣言の中で行われるレースで「オリンピックの参加標準記録を狙います!」と、声高らかに言いにくいのが正直なところではありますが、今シーズン前半戦でオリンピックの標準記録「12秒84」をクリアしたいと思っています。

走っているようにハードルを跳ぶ!

 今季に向けての冬季練習では、いつもより長めの距離を走ることが多く、ウエイトトレーニングも2季前の冬季練習よりも重さを持ち、筋肉量を増やしつつ出力がしっかり出せるようにトレーニングを積んできました。スプリント強化は、第一次陸上選手期からの課題で「トップスピードをどれだけ上げられるか」というところに重点を置いていました。

 冬季練習の成果が功を奏してか、最近はトップスピードが以前よりも上がってきています。が、「スプリントが良くなると、ハードルが崩れる」というループが何度も訪れました。本当に何回通ったかわからないくらい多かったのですが、そのループを経験しながら少しずつスプリントとハードリングをカチッとはめるべく試行錯誤してきました。

 足は速くなっているはずなのに、インターバル間(ハードルとハードル間8.5mのこと)が走りにくい、届かないかもしれない、という感覚がなかなか消えず、今でも若干苦労している点ではありますが、今年は2020年度の課題だった踏切位置の変更ポイントからさらに変更し、ハードルに向かう姿勢やリズムも変えています。

 「走っているようにハードルを跳んでいる」というテーマは変えていないので、ハードルが無いように見える! まではいかずとも、そんなに速くハードル跳べるの!? と、驚いてもらえれば成功かなと思います。

 また、今シーズンは大学の学生と一緒に練習できる機会も増えたので、男子ハードルの選手に一緒に走ってもらい、レースさながらの練習もしています。

 2019年の日本選手権前にもお手伝いをしていただき、何度か一緒に走ってもらったのですが、昨年はコロナの影響で学生の活動がなくなってしまったり、私自身も練習場所がなくなったりしてしまったので、2年ぶりの“メンズチャレンジ”となりました。

 男子ハードルの選手が女子種目の100mHを走ると海外のトップ選手並みの速さで走るので、そのリズムを「体感する&ついていく&焦らない」という練習にはもってこいで、とてもありがたいことなんです。

次ページ:結果も大切。でも心から楽しめるレースにしたい

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