ウェルネスフード
2025年10月21日
毎日柿を食べるとどんな効果があるの?実はスゴい「柿」の栄養効能【とことん深掘り】 (5/5)
柿の食べ過ぎはこんなデメリットも! 1日何個まで?
どんな食べ物でもそうですが、食べ過ぎるとどんなデメリットがあるでしょうか。
便秘・胃腸トラブルの原因に
柿に含まれるタンニン(渋み成分)には、腸の動きを抑える作用があるため、過剰に摂取すると便秘や胃もたれ、腹痛を引き起こすことがあります。未熟な柿や渋柿に多く含まれるので注意が必要です。
体を冷やしやすい
柿は東洋医学的に「体を冷やす性質」があるとされており、冷え性の人や寒い季節には食べ過ぎると体調を崩すこともあります。
冷たいまま食べるとさらに体を冷やすため、加熱や温かい飲み物と組み合わせるのが安心です。
糖質の摂りすぎ
柿は意外と糖質が多い果物です。中サイズ(200g前後)の柿1個に含まれる糖質は約30g前後とされ、連続で2個、3個と食べると糖質の過剰摂取に繋がる可能性があります。
血糖値が気になる方やダイエット中の方は特に注意が必要です。
柿胃石(かきいせき)のリスクが増える
大量の柿を常習的に食べ続けた場合、ごくまれに胃の中でタンニンや食物繊維が塊になって「胃石(胃結石)」を形成することがあります。これは極端な例ですが、食べ過ぎを避ける理由のひとつです。
柿は1日に何個までが適量?
体調や体質にもよりますが、一般的な目安は「1日1個まで」。胃腸が弱い人、冷え性の人、糖質制限中・ダイエット中の人は「1/2個〜1個」にとどめるのが無難です。
監修者プロフィール
沢岻美奈子女性医療クリニック院長 沢岻 美奈子
日本産科婦人科学会専門医。子宮がん検診や乳がん検診、骨粗鬆症検診まで女性特有の病気の早期発見のための検診を数多く行なっている。更年期での病院受診のハードルが下がるように、受診しやすいクリニック作りとしてインスタグラムでも情報発信中。
<Edit:編集部>









