もう限界!発達障害の人との関係に疲れた…「カサンドラ症候群」のサインと、なりやすい人の特徴 (2/4)
カサンドラ症候群チェックリスト
以下の項目に、最近のあなたの状態で「当てはまる」と感じるものはいくつありますか?
なお、チェックリストは、あくまで自己確認のための参考です。医学的に標準化・検証されたスクリーニングツールではありません。あくまでご自身の状態を振り返るための参考としてご活用ください。
□ 会話が噛み合わない、通じないと感じることが多い
□ 気持ちを共有しようとしても、相手に理解されない
□ 相手の言動に共感や思いやりが感じられない
□ 一緒にいるのに、強い孤独感や虚しさを感じる
□ 自分ばかりが努力して関係を保っているように思える
□ イライラや不安が明らかに増えている
□ 気分の浮き沈みが激しく、自己否定感が強まっている
□ 眠れない、食欲が落ちた、体調不良が続いている
□ 感情を出すことに罪悪感があり、我慢するのが当たり前になっている
□ 「自分がおかしいのでは」と感じることがある
□ 悩みを周囲に相談しても、理解されずつらい
□ 相手を悪く言いたくない気持ちが強く、話すことをためらってしまう
□ 家族や友人との関係も、以前より疲れやすくなった
□ 心から安心できる場所がないと感じる
□ 一人になると涙が出る、無力感が強くなる
判定の目安(あくまで参考として)
0〜4個:一時的なストレスの可能性。心のケアを意識してみましょう
5〜9個:心に負担がかかっている状態。早めに信頼できる人に相談を
10個以上:心身への負担が大きい状態の可能性があります。カウンセリングや専門機関への相談を検討しましょう
カサンドラ症候群になりやすい人の特徴
発達障害の人とのコミュニケーションに悩んでも、全員がカサンドラ症候群になるわけではありません。どうやら、以下のような人はカサンドラ症候群になりやすい傾向にあると言えそうです。
共感的コミュニケーションを重視する人
相手に「わかってほしい」「わかってあげたい」という気持ちが強い人ほど、期待が裏切られたときの落差が大きくなります。
共感性が高い人は相手の感情や立場を深く理解し寄り添おうとするため、パートナーからの共感の欠如に特に強い苦痛を感じやすいとされています。
感情のキャッチボールができないことに、「自分の意思や存在が無視されているように感じる」と訴える人もいます。
感情を内に溜め込みやすい人
不満やストレスを表に出すことが苦手なタイプは、知らず知らずのうちに心のエネルギーを消耗してしまいます。
周囲に「いい人」「しっかり者」と思われている人ほど、自分のつらさを打ち明けにくく、孤立しやすい傾向があります。
責任感が強く、自分を責めやすい人
相手との関係がうまくいかないとき、「自分が悪いのでは」と考えがちで、相手の特性よりもまず自分を責めてしまう傾向があります。
結果として、無理に相手に合わせ続け、心身に不調をきたすリスクが高まります。
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「自分で自分を追いつめてしまう人」の特徴とは?[心理士回答]







