2018年6月19日

コリやすい部位トップ3は「肩・首・腰」!もっともコリに苦しんでいる県は?

 毎日、悩まされている方が多いであろう“コリ”ですが、コリやすいと感じている部位や、全国でコリの感じ方などに差はあるのでしょうか?

 今回、ニチバン株式会社が、全国47都道府県の働く男女・各県100名ずつ、計4,700名に対して「コリに関する調査」を実施。その結果を発表しています。

コリやすい部位トップ3は「肩・首・腰」

 まず、それぞれの部位について、年間で何日くらいの頻度でコリを感じるのか調査。結果、全国平均は「肩」が186日で1位に。皆さん、2日に1回に近い頻度で肩のコリを感じている計算になります。

 さらに、肩と同時にコリやすい「首」が166日で2位に。3位は「腰」で、127日となりました。皆さん、結構コリに悩まされていますね。一方、もっとも低かったのは「お腹」の20日。めずらしい部位ではありますが、コリを感じている人もいるようです。

「肩・首・腰」のコリを1番感じているのは「島根」

 都道府県ごとに比較すると、コリやすい部位トップ3「肩・首・腰」すべてで、「島根」が1位を独占する結果となりました。しかも、肩は227日、首は198日、腰は171日と、いずれも全国平均を30日以上も上回る結果でした。

 一方、それぞれの部位について1番コリを感じていなかったのは、肩で「佐賀」(149日)、首は「石川」(125日)、腰は「秋田」(90日)という結果になりました。

慢性的な全身コリ県は「長崎」?

 また、都道府県ごとにコリを感じる頻度について調査すると、すべての部位の平均では「長崎」が98日で1位になりました。

 長崎は、「上腕」「前腕」「手首」と「腕全体」、そして「おしり」「足の裏・甲」で1位となったほか、14位となった「首」を除いてどの項目でも上位10位以内に食い込んでおり、慢性的にコリを感じている人が多い「全身コリ県」と言えそうです。

「香川」「北海道」はコリ早熟?

 何歳くらいからコリを感じるようになったのか聞いてみると、全国平均は27.7歳という結果になりました。ちなみに、若いころからコリを感じている「コリ早熟」な都道府県は「香川」「北海道」で、全国でもっとも若い「25.6歳」からコリを感じているという結果になりました。

 一方、もっともコリを感じる年齢が遅かった都道府県は「福井」で「30.3歳」。「香川」「北海道」と「福井」では、実に4.7歳もの開きがあります。

 また、一部位でもコリを感じている人に対し、コリに悩まされている人が家族にいるか聞いてみたところ、「いる」と答えた人が1番多かったのは「茨城」。55%と半数以上が家族もコリに悩まされているようです。

 一方、「コリに悩まされている家族がいる」と答えた人がもっとも少なかったのは同率で「沖縄」と「石川」。「いる」と答えた人は共に31%のみという結果になりました。

コリを感じたらどうする?

 コリを感じたときの対処法を聞くと、「新潟」は約6割(57%)が「何もしない」と回答しました。一方、「何もしない」という回答が1番少なかったのは「東京」(29%)で、その差はなんと28%にもなりました。東京はコリに対する意識が高いと言えそうです。

 ちなみに、コリに対する具体的な対処法を見ると、「ストレッチをする」が52%、「自分で揉む」が49%、「貼り薬を貼る」が33%という結果に。さらに、コリ対策・対処に使う年間の金額を聞いてみると、全国平均は10,044円。もっとも使っていたのは「香川」で、年間20,774円と全国平均の2倍以上の支出となりました。

<Text:辻村/Photo:Getty Images>