2018年6月28日

2018年の旅トレンドは「へるしい旅」。じゃらんが発表

 この夏、旅行を考えている方もたくさんいらっしゃるでしょうが、皆さんは旅に何を求めて出かけますか?

 リクルートライフスタイルが発表した、2018年夏の国内旅行動向を見ると、今年は「へるしい旅」の人気が高まってきているようです。

「へるしい旅」とは?

 最近は、旅の「コト消費化」が進んでおり、体験型観光の人気が高まっています。旅の目的が個人の趣向に合わせて多様化していくにつれ、これまで旅先になかった体験や景色、そして付加価値に注目が集まっているのです。

 そんな流れのなか生まれた「へるしい旅」。これは、「旅先で健康になる」を目的とした旅を指しています。健康志向の高まりも重なり、この夏は「へるしい旅」が人気を集めているようです。

7割超えが「健康になる旅行」に興味関心アリ

 今回、同社は旅行サイト「じゃらんnet」における宿泊予約状況、ならびにアンケート結果から、2018年夏の国内旅行動向を示しています。(期間は2018年7月14日~8月31日)。これによれば、約9割の人が「健康を意識(85.7%)」していると答えています。

 また、約6割(62.2%)の人が、「健康のために時間やお金を投資する意欲がある」と回答。

 さらに、7割を超える人(70.2%)が、「健康になる旅行に興味がある」と答えています。

 旅先でヨガをしたり、動物性の食材を使わないヴィーガン料理を味わったり、科学的な健康法を取り入れた現代湯治を楽しんだり。昨今、社会的な健康への関心の高まりを受けて、「旅行×健康」への考え方も深まってきているようです。

 旅行サイト「じゃらんnet」の宿泊予約状況によると、8月はお盆期間のシェアが全体的に高く、なかでもお盆初日で「山の日」でもある8月11日が混雑のピークとなっているそう。夏の旅行を検討中の方は、こうした予約状況も参考に、「へるしい旅」にも注目してみては?

【調査概要「じゃらんne」 国内宿泊旅行動向抽出条件】
・2018年6月8日(金)時点での予約人泊数実績をもとに、前年同時期比で算出
※昨年データは2017年6月9日(金)時点
※チェックアウト日ベース、ただし宿泊予約状況はチェックイン日ベースで算出
・対象期間: 2018年7月14日(土)~8月31日(金)
・国内旅行:国内宿泊、ANAじゃらんパック、JALじゃらんパック、インバウンド
※レジャー予約のみ(1室利用人数1名予約は除く)

【夏の旅行に関するアンケート】
・アンケート期間:2018年5月25日(金)~5月28日(月)
・対象:全国20~69歳の男女
・有効回答数:2,109件
・調査内容:2018年の夏休み期間(2018年7月14日~8月31日)における国内旅行について
・調査方法:インターネットによるアンケート

<Text:辻村/Photo:Getty Images>