2021年12月23日

下北沢のオーガニックカフェでプライベートレッスンの巻|アラフォーライターのメンズヨガ体験記 #1 (1/2)

 いつまでも若いつもりだった筆者も、気が付いたらアラフォーと呼ばれる歳になりました。お腹の周りに付き始めた贅肉は、いつまで経っても落ちません。同世代からは「体力に自信がなくなった」「健康が心配になってきた」という声も。

 何か始めなくちゃ、でもいきなり激しい運動は無理無理……。そこで前から気になっていたヨガ教室をのぞいてみることにしました(初出:2017年10月)。

▲ヨガインストラクターの石本工さん

 初回に訪れたのは、下北沢駅から徒歩5分の「下北沢農民カフェゆるゆる」です。オーガニックカフェを経営するオーナーが火曜の定休日に貸し出しているスペースを、ヨガインストラクターの石本工(いしもと・こう)さんが借りてヨガ教室を開催しているとのこと。

 体育会系のゴツいインストラクターだったら困るな、と思っていたんですが、玄関のチャイムを押したらエプロン姿の柔和な石本さんが出てきたので、ホッとしました。

▲1階はご覧の通りのオーガニックカフェ

 株式会社 健康企画ゆるゆるの代表取締役である石本さん。もとは体育の教員だったそうで、現在はヨガインストラクターでありながら「健康運動指導士」「介護予防運動指導員」「ポールウォーキングコーチ」といった側面からも活動されています。日によっては、カルチャーセンターでお年寄りの転倒防止、認知症予防なども行っているとのこと。「呼ばれれば何でもやる」とは本人談で、こちらが「身体のどこが硬い」「どんな筋力を鍛えたい」と伝えれば、それを解決するヨガやストレッチ、トレーニング法を教えてくれる、頼もしい先生でした。

 カウンセリングでは「日頃の運動不足で、身体中が硬くて」と伝えた筆者。それでは身体をほぐす系を中心にやりましょう、ということで2階に移動します。

▲ヨガがスタート!まずは呼吸法から

 古民家の2階には畳敷きのスペースがありました。マットは用意してもらったものを使います。まずは、あぐらをかいて目を閉じて深呼吸。その後、上半身を伸ばし、次に足の指をほぐし、足裏マッサージを行い、といった感じで進んでいきます。

▲先生の指導の下、徐々に身体を動かし始める筆者。やはり硬い……

 呼吸を意識しながら、脚の筋、腰の筋肉などをゆっくりほぐしていきます。「痛いからといって、呼吸は止めないでください。はい、辛いところで少しキープして。息を吸って、スー。はい、吐いてーフー。イタ気持ちいいくらいがちょうど良いですよ。どうですか、気持ちいいですか」と先生。

▲これは真珠貝のポーズ

 「これは真珠貝のポーズと言われています。これは我慢するものじゃないです、気持ちの良いところで止めて下さい。いけるところまでで結構です」と言いつつ、後ろから筆者の膝に体重を乗せてくる先生。痛い、でも気持ちいいかも。それより何より、「真珠貝のポーズ」といういかにも「私いまヨガやってます」と胸を張って言えるようなポーズを教えてもらったことに密かに興奮する筆者がいました。

▲手取り足取りの指導が続きます

 個人レッスンの最大のメリットである、手取り足取りのヨガ・ストレッチが続きます。「どこどこが痛いはずです」「どこどこは伸びていますか」とその都度、確認してくれる石本さん。どこの筋や筋肉が伸びているか、意識すべき箇所を教えてくれるので初心者には助かります。

1 2