ヘルス&メンタル
2025年2月27日

頭痛やだるさ、眠れない…それ「花粉」が原因かも?花粉症の“意外な症状”とその理由 (1/2)

この時期、なぜか頭が痛い、やけに集中力が欠ける、眠れない……そんな症状に悩まされていませんか? もしかするとそれは「花粉」が影響しているかもしれません。大正製薬株式会社が行った調査リリースからお届けします。

花粉症で「目・鼻・くしゃみ」症状だけの人はむしろ少ない

大正製薬株式会社が行った調査によると、くしゃみ・鼻水・目のかゆみといった一般的な花粉症の症状のほか、「集中力の低下」や「倦怠感」、「頭痛」など全身に現れていることがわかりました。

むしろ、全身症状を経験したことのない人は、たったの14.3%。花粉症は全身に現れることが多いようです。

なぜ花粉症で「集中力の低下」が起こるのか?

花粉症による集中力の低下にも、鼻づまりや薬の副作用が影響しています。

鼻づまりになると、口呼吸をすることが多くなりますが、口呼吸は集中力を低下させることが報告されています1)。これは、口呼吸では体への酸素の取り込みが悪くなり、脳が酸欠状態になるためと考えられています。

また、鼻づまりなどの花粉症による症状を和らげるために使われる抗ヒスタミン薬の中には、脳に影響を与えて眠気や集中力の低下などの副作用が出るものもあります。

最近では、脳への影響が少なく、副作用が起こりにくい抗ヒスタミン薬も販売されていますので、眠気や集中力の低下が気になる方は、医師や薬剤師に相談してみましょう。

次:なぜ花粉症で「眠れない」が起こるのか?

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