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2025年3月10日

若いのに手にシワ、なぜ?皮膚科医に聞いた「手の老化」を防ぐ3つのルール (1/4)

年齢が出ると言われている、手のシワ。「若いのに手のシワが多い」「同年代の人の手よりも、シワが多い気がする」そんな人は、日常生活でケアをしたほうがいいかもしれません。

うるおい皮ふ科クリニックの院長・豊田 雅彦さんに、若いのに手にシワがある原因を教えてもらいました。

若いのに「手にシワ」が目立つ原因とは

豊田さん:若いうちから手のシワが多い原因として「紫外線」「乾燥」「水仕事」によるダメージが考えられます。

原因1 紫外線によるダメージ

紫外線は、肌の水分を減少させて、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊します。これにより、シワやシミなどの肌老化が加速すると考えられます。

手は、紫外線にさらされていることが多いため、ダメージを受けやすいです。紫外線を浴びている時間が長い人ほど、シワが多い手になります。

原因2 乾燥によるダメージ

手は、皮脂腺が少なく、皮膚表面を保護し皮膚バリア機能維持に必要な皮脂膜(皮脂+汗)が薄いので、元々乾燥しやすい部位です。

水分が不足した皮膚表面(角質層)は、容積がしぼむため、その部分が凹んでシワになります。すなわち、若い世代の方でも、手にシワができてしまうと考えられます。

原因3 水仕事によるダメージ

毎日の家事をしている方や、仕事で皿洗いや水回りの掃除など水仕事をしている方は、さまざまな洗剤や漂白剤などに触れます。洗剤や漂白剤は、皮脂や角質も落としてしまうため、乾燥を原因とした手荒れを生じやすくなります。

手荒れが発生すると、皮膚バリア機能がさらに低下して刺激が入り込み、シワが増える原因となります。

また、アルコール消毒も皮膚の乾燥原因の一つ。アルコールが皮膚表面の油分を取り除き、蒸発する時に手の水分も一緒に奪ってしまいます。

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