
フィットネス
2025年4月15日
筋肉が落ちるとどうなる?「筋肉がかなり落ちている人」の特徴とは (1/2)
「最近、なんだか体がだるい」「階段を上るのがしんどい気がする」――そんな変化を感じたら、もしかすると“筋肉の衰え”が始まっているサインかもしれません。
筋肉は、使わなければあっという間に落ちてしまいます。そして落ちた筋肉をそのままにしておくと、見た目の変化だけでなく、姿勢の崩れや疲れやすさ、ケガのリスク増加など、体全体のパフォーマンスに影響が出てしまうことも。
この記事では、「筋肉がかなり落ちている人」によく見られる特徴と、そこからどうリカバリーしていけばよいか、株式会社Luceの管理栄養士・望月 理恵子先生が解説していきます。
筋肉が落ちたらどうなる? 考えられるデメリット
望月さん:筋肉が落ちることで、私たちの体にはさまざまな変化が現れます。
- つまずきやすい(体を支える筋肉が弱くなるため)
- 疲れやすい(代謝や血液の流れなどが悪くなり、疲労物質が滞るため)
- 太りやすい(基礎代謝が落ちるため)
- 血糖値が上がりやすい(筋肉はブドウ糖を取り込んで、血糖をコントロールする役割があるため)
たとえば、体を支える筋力が弱くなることでつまずきやすくなったり、血流や代謝が低下することで疲れやすくなったりすることがあります。
さらに、筋肉量の低下によって基礎代謝が落ち、太りやすくなる傾向も。加えて、筋肉は血中のブドウ糖を取り込んでエネルギーとして使う役割があるため、筋肉が少ないと血糖値が上がりやすくなるという影響も考えられます。
筋肉量が少ない状態が続くと、日常生活に支障をきたし、病気の発症リスクを高める恐れもあります。
- 老化に拍車がかかる(寝たきりになる等)
- バランス感覚がなくなり転倒しやすくなる
- 骨折しやすくなる
- 生活習慣病を発症しやすくなる
自分の“筋肉の衰え度”をセルフチェックしてみましょう。
あなたの“筋肉の衰え度”をチェック
「筋肉が衰え始めた人」の特徴
- つまずきやすくなる
- 疲れやすくなる
「筋肉がかなり落ちている人」の特徴
- つまずき、すぐ骨折する
- 血糖値が高い
- 風邪や肺炎など病気にかかりやすくなる
- 手足が冷たい
- 顔色が悪い
- 太りやすい
- 汗をかきにくい
望月さん:筋肉が少ないと、運動機能だけでなく健康にも悪影響となるため、筋トレ等の対策をおすすめします。
1 2