ヘルス&メンタル
2025年11月10日

愛情不足で育った人に「してはいけない6つのこと」とは? (1/2)

愛情不足で育った人は、他人との距離の取り方や感情表現に独特の傾向があります。無意識の一言や態度が、関係を悪化させるきっかけになることも。相手の心を守るために知っておきたい、「してはいけない6つのこと」とは? 神谷町カリスメンタルクリニック院長の松澤美愛先生監修のもと、見ていきましょう。

「愛情不足で育った人」とはどういう状態か

「愛情不足で育った人」とは、幼少期に親や養育者から十分な愛情・安心感・肯定的な関わりを得られなかったことで、心に深い影響を残している人を指します。

心理学では、乳幼児期の親子関係を通じて育まれる心の土台を「愛着(アタッチメント)」と呼びます。親が一貫してあたたかく、安心を与える存在であった場合、子どもは「人は信頼できる」「自分は愛される存在だ」と感じるようになります。

子どもが親を求め、親も子どもを求める、ここに双方向の相互関係・情緒的な絆が生まれます。

しかし逆に、親が感情的に不安定だったり、無関心、あるいは過干渉だった場合には、不安定な愛着スタイルが形成されやすくなります。

これが大人になってからの人間関係、恋愛、自己理解にまで影響するのです。

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こんな言動はNG! 相手の心を傷つける態度や言葉

以下の言動は、相手の自己肯定感や信頼感をさらに傷つけてしまう行動です。

感情を否定すること

「そんなの気にしすぎ」「大したことないよ」。こうした言葉は、相手がやっと出した気持ちを押し戻してしまいます。否定せず、「そう感じたんだね」とまず受け止めることが大切です。

距離を急に縮めすぎる

愛情に飢えている人は、急な親密さに戸惑い、逆に不安を感じることがあります。少しずつ信頼関係を築く「ペースの尊重」が何より重要です。

過剰に世話を焼く、依存させる

相手を助けたい気持ちが強すぎると、かえって「自分で立てない」状態を作ります。支えつつも、相手が自分で選び、考える余地を残しましょう。

「愛される努力が足りない」と責める

「もっとポジティブになれば?」「人を信じなきゃ愛されないよ」などの言葉は、相手の過去の傷を深く刺激します。 “変わるべきは本人ではなく、安心できる環境”であると理解することが大切です。

沈黙や無視でコントロールする

無視や冷たい態度は、愛情不足の人にとって「拒絶」や「見捨てられた」という強い恐怖を呼び起こします。距離をとる必要がある場合も、「今は少し考える時間がほしい」など言葉で伝えること。

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