ヘルス&メンタル
2025年11月14日

なぜ?靴を脱いだ瞬間ヒヤッと冷たい…その理由と対処法 (1/2)

寒い季節、防寒対策をしていても足がやけに冷たい…。靴を脱いだときにつま先がヒヤっと冷たく感じた……。こんな経験はありませんか? その意外な原因の一つが「足汗」です。足汗が冷えにつながるメカニズムと、今日からできる具体的なケア法を見ていきましょう。

意外!? 秋冬の足汗が冷えの原因に……

冷え性にはさまざまな原因が考えられますが、意外な盲点が「足汗」です。足汗を抑えることで靴を脱いだ瞬間の“ヒヤッ”を防ぐことができます。

制汗ブランド「デオナチュレ」を展開する株式会社シービックが行った「足汗と“冷え足”に関するモニターテスト」では、片足のみ制汗剤を塗って足汗を抑えると、汗が少ない足のほうが制汗剤を塗っていない足より冷えが防げることが分かりました。

株式会社シービック U&Iマーケティング本部・井上茉由さんは「足の裏には背中や胸の5〜10倍もの汗腺があり、実は1日にコップ約1杯分もの汗をかくといわれています。汗は蒸発する際に、気化熱により体温を下げる機能があるため、汗をそのままにしておくと冷えて暖まりにくくなります」と説明します。

朝に右足のみに制汗剤を塗布し、勤務後の夜に寒い気候を想定した部屋で足のサーモグラフィ撮影。制汗剤を塗布した右足に比べて、塗布していない左足は冷えていることが分かる。

「冷え性だから汗をかかない」は間違い!

秋冬はブーツや厚手の靴下+スニーカーなど、密閉度の高い履き物を選ぶことが増えます。そうした靴は汗が蒸発しづらくムレやニオイが発生しやすくなります。

「足汗をかく事でニオイやムレが気になり、それがストレスとなることでさらに足の発汗を呼び、結果的に“冷え足”につながる事もあります」(井上さん)

ムレで不快感を覚えると体が反応して余計に汗をかくという負のスパイラルに注意が必要です。

次:「焼ミョウバン」をオススメする理由

1 2