ワクチンだけに頼らないインフルエンザ対策とは?医師も注目する「意外な飲み物」 (1/2)
インフルエンザの感染拡大が続いています。厚生労働省の発表によると、12月19日時点でのインフルエンザ定点当たり報告数は36.96となり、昨年の同時期を大きく上回る状況です。
クリスマスや年末年始を控え、人の移動が増えることで、さらなる感染拡大も懸念されています。
こうした中、予防対策として改めて注目されているのが「免疫力」、とくに生まれつき備わっている自然免疫の働きです。
「自然免疫」とは?
私たちの体には、細菌やウイルスから身を守るための免疫システムがあります。
免疫には、ワクチン接種などで後天的に身につく「獲得免疫」と、生まれつき備わっている「自然免疫」の2種類があります。
インフルエンザワクチンは獲得免疫を高める有効な手段ですが、健康な体を維持するためには、自然免疫の働きも欠かせません。その自然免疫で中心的な役割を果たしているのが、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)です。
NK細胞の活性が自然免疫力のカギ
NK細胞は、ウイルスに感染した細胞などをいち早く見つけて排除する働きを担っています。このNK細胞が活発に働くことで、体の防御力が高まり、感染症に対する抵抗力の向上が期待されます。
森永製菓の研究では、インフルエンザワクチン接種の前後に、一定期間ココアを摂取したグループと、摂取しなかったグループを比較。
その結果、ワクチン接種後はいずれのグループでもNK細胞の活性が上昇しましたが、ココアを摂取したグループでは、より高い活性が確認されたと報告されています。

つまり、ココアを摂取したグループの方が、より自然免疫力が高くなったことを示唆しています。
出典:M. Kamei et. al., J. Sci. Food Agric. 96(4), 1150 (2016)













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