なぜ父親は“嫌われやすい”のか?やってはいけない「6つの態度」
なぜ父親は、ときに“嫌われやすい存在”になってしまうのでしょうか。
そこには、父親個人の性格だけでは説明できない、家庭内での役割や世代間の価値観、コミュニケーションのすれ違いなど、さまざまな背景が潜んでいます。
心療内科を併設し、自身も父親として日々子どもと接している、なかざわ腎泌尿器科クリニック院長・中澤佑介先生監修の記事より一部抜粋してお届けします。
なぜ父親は敬遠されるのか? 家庭でやりがちな「NG行動」
私自身も父親として気を付けてはいますが、父親に対して苦手意識や嫌悪感を抱くようになるきっかけは、人によってさまざまです。
1.威圧的・支配的な態度が続く
父親が家庭内で威圧的な態度をとっていた場合、子どもは恐怖や緊張を感じながら育つことになります。
大声で怒鳴る、自分の意見を押し通す、反論を許さないなど。こうした関わり方をされると、子どもは「父親=怖い存在」という認識を持ちやすくなります。
大人になってからも、その恐怖心が「嫌い」という感情として残ることがあります。
2.無関心な態度や不在が多かった
物理的にも精神的にも「いない」父親に対して、愛着を感じにくいのは当然のことです。
仕事ばかりで家にいない、いても子どもに関心を示さない、会話がほとんどないなど。こうした環境で育つと、父親との間に情緒的なつながりが築かれません。
「嫌い」というより「よくわからない人」「他人のような存在」という感覚を持つ人も多いでしょう。そして、関わりが薄かったことへの寂しさや怒りが、嫌悪感として表れることがあります。
3.母親に対する態度が悪かった
父親が母親に対して冷たい、見下している、暴言を吐くなど。こうした姿を見て育った子どもは、父親に強い嫌悪感を抱きやすくなります。
母親との関係が良好な場合、「大切な母を傷つける存在」として父親を敵視するようになることがあります。直接自分が被害を受けていなくても、母親が苦しんでいる姿を見ることは、子どもの心に深い傷を残します。

4.コミュニケーションの違いがある
父親世代の男性のなかには、感情を言葉にすることが苦手な人が少なくありません。
愛情はあっても、それを表現する方法がわからない。結果として、子どもには「冷たい」「関心がない」と受け取られてしまうことがあります。
また、褒めるより批判する、共感するより正論を言うコミュニケーションスタイルも、子どもとの溝を深める原因になります。
「話してもわかってもらえない」という経験が積み重なると、次第に心を閉ざすようになるのです。
価値観の押しつけが多かった
「男はこうあるべき」「女はこうすべき」「この職業に就け」「この学校に行け」など。父親から価値観を押しつけられた経験は、強い反発心を生みます。
自分の意思を尊重してもらえなかった、自分らしさを否定されたという記憶は、大人になっても消えません。その怒りや悲しみが、父親への嫌悪感として残り続けることがあります。
5.思春期の衝突がそのまま定着してしまった
思春期は親子関係が難しくなる時期です。この時期に大きな衝突が起き、その関係がそのまま修復されないまま大人になるケースも見られます。
思春期に感じた「わかってもらえない」「干渉される」という不満が、その後の関係性のベースになってしまうのです。
監修者プロフィール
なかざわ腎泌尿器科クリニック
院長 中澤佑介
金沢医科大学医学部医学科卒業。「患者さんに近い立場で専門的医療を提供したい」という思いで2021年、なかざわ腎泌尿器科クリニックを開設。2024年9月、JR金沢駅前に金沢駅前内科・糖尿病クリニックを開設。2026年4月、金沢市玉鉾に心療内科・ペインクリニックを開設予定。
<Edit:編集部>













