夜は糖質を控えたほうが痩せる?マッスルデリ管理栄養士が解説
体を鍛えている筋トレ民も、細くなりたいダイエット民も、時には食べすぎ、飲みすぎることもあるでしょう。どうやったらリカバリーできるのか。ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。
今回のテーマは、炭水化物(糖質)について。ダイエットのために夕食を少なくしたり、中には食べないという人までいます。その中で「夜ごはんは白米などの糖質を抜くと痩せる」というウワサがありますが、本当でしょうか。
Q. 夕食でごはんなどの糖質を抜くと痩せやすいと聞いたのですが、本当でしょうか。デメリットはありますか?
A. カロリーダウンにつながるため、ダイエット効果は感じやすいでしょう。しかし、完全に抜くことはおすすめできません。
夕方以降は、活動量が日中にくらべて低く、夕食後は寝るだけ。そうなると、夜はカロリー消費が低くなる傾向にあります。夕食はしっかり食べる方も多いので、自然と高カロリーにもなりがちです。そう考えると、糖質を控えることはカロリーダウンにつながるため、ダイエット効果は感じやすいと言えます。
ただし、夕食で糖質を抜いたとしても、過剰にカロリーを摂取してしまうと、痩せることは難しくなります。1日の摂取カロリーにも注意しましょう。
糖質カットのデメリット
完全な糖質カットはオススメできません。正しい知識なく糖質を制限すると、人によっては血糖値の低下により、めまい、手のふるえ、吐き気、頭がぼーっとするなどの症状が現れる場合もあります。
また、糖質からエネルギーが供給されなくなるため、ダイエットのために運動をしてもうまくパワーが発揮できないという事態にもなりかねません。
長期的にみて継続可能なダイエットをするのであれば、全体の食事バランスも意識しつつ、糖質も適度に摂取しましょう。
関連記事:糖質を摂らない“糖質断ち”生活が続くとどうなる?│管理栄養士の食トレ学
[プロフィール]
瀧川みなみ(たきかわ・みなみ)
株式会社Muscle Deli管理栄養士、調理師。青山学院大学文学部卒業後、専門学校で調理師、食生活アドバイザー、栄養教諭を取得。専門学校卒業後は大手外食企業で働きながら管理栄養士を取得。接客、店舗管理、副料理長を務めたのち本社の商品企画・開発部門でデザートメニューの商品開発をおこなう。その後、クラウドレストランを運営するベンチャー企業に転職し、8ブランドの立ち上げを実現。より多くの人に向けて体・健康づくりの手伝いがしたいと思い、Muscle Deliに入社。商品開発、栄養指導、レシピやコラム作成等を担当。プライベートでは料理教室や食事に関するセミナーなどのイベントを主催。
\マッスルデリのお知らせ/
マッスルデリは管理栄養士監修のお食事を冷凍宅配でお届けしています。レンジで温めるだけで高タンパク低カロリーな、栄養バランスの整った食事を取れるのでダイエットやボディメイクに最適です。50種類の豊富なメニューで飽きずに継続いただけます。
記事協力
・株式会社Muscle Deli
・公式サイト https://muscledeli.co.jp/
<Text:編集部/Photo:Getty Images>