【北京五輪】スウェーデン選手団の公式ウェア、推しポイントは3つ
連日、選手たちが熱戦を繰り広げている北京2022オリンピック競技大会。競技はもちろん、選手たちが着用する鮮やかなウェアに目を奪われている方も多いのではないでしょうか。
中でも、注目はスウェーデン選手団の着用するユニクロ製の公式ウェア。北欧らしいシンプルなデザインですが、独特の気品ただようカラーリングが魅力的です。
スウェーデン選手団が着る、ユニクロ製の公式ウェア
今回のウェアコレクションは、青と黄のスウェーデンカラーが基調。
もちろん、デザインだけではなく、機能面も充実しています。制作にあたっては、スウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会、そして選手一人ひとりの声を聞き、 寒暖差が大きい大会の会場において最高のパフォーマンスを維持できるように開発されてるとのこと。クオリティ、イノベーション、サステナビリティが追求されています。
開会式で選手団が着用した公式ウェアのベースレイヤーは、ウォームドライTシャツとウォームドライタイツ、ウォームソックス。
ミドラーはライトダウンジャケット、ストレッチフリースジャケット、トレーニングパンツで構成されています。
おそらく、多くの人の目に触れたアウターは、ハイブリッドジャケットとシェルパンツ。いずれも、ミニマルなデザインで気品が漂います。
キャップや小物類も充実しており、ウェアとあわせることで、青と黄のコントラストが絶妙な上品さを醸し出しています。
ウェア制作にあたっては、選手たち一人ひとりの意見が取り入れられていることを先述しましたが、車いす競技の選手たちに向けて、特別仕様のジャケットとパンツも開発。人間工学に沿ってフィットを改善したハイブリッドジャケットや、腰まわりを工夫することで、簡単に着脱できる仕様を施したシェルパンツも提供されています。
素材も今回の五輪向けに新たに開発。同社の有明本部内に設置されている「服の基礎研究所/ラボ(人工気象室)」での機能検証により、あらゆる環境下において、選手が快適に過ごすことができるよう工夫が施されています。
さらに、提供される公式ウェアの約7割には、回収したペットボトルを使用したリサイクル素材が使用されています。また、ライトダウンジャケットは、回収したリサイクルダウンとフェザーが100%活用されています。
クオリティ(高品質)、イノベーション(革新性)、サステナビリティ(持続可能性)の3つが揃った公式ウェア。開会式を見逃した人はぜひ閉会式をチェック!
なお、競技ウェアも充実。スキー種目、スノーボード種目、カーリングの競技においては、それぞれの競技内容に寄り添ったデザインのウェアが提供されています。
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<Text:辻村/Photo:スウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会提供>