
あごと首まわりの脂肪、どう落とす?専門家が教える「7つの対策」 (2/2)
対策2 食物繊維を含む食材を食べる
野本さん:また、食物繊維を含む食材の摂取がおすすめです。適度に噛み応えがあるため、表情筋を鍛えるサポートができる可能性があるほか、「食べ過ぎ予防」「便秘の解消」にも良いと考えられています。
▼食物繊維を含む食材
野菜類 : ごぼう、にんじん、大根 など
果物類 : りんご、バナナ、いちじく など
海藻類 : わかめ、もずく、めかぶ など
対策3 毎日の有酸素運動で血行促進
野本さん:運動を行い、血行を促進することで、細胞の生まれ変わりをサポートします。その結果、たるみを予防できる可能性があります。
毎日軽い運動を20分程度行いましょう。血行改善のために、少し汗をかくような有酸素運動がおすすめです。
外に出られない日は、家の中の段差を利用した踏み台昇降を行うなども良いでしょう。
<おすすめの有酸素運動>
・ジョギング
・ウォーキング
・ヨガ など
対策4 美顔器や美容ローラーを優しく当てる
美顔器や美容ローラーは、肌の引き締めを効率よく行える可能性があります。フェイスラインの肉が気になる人は、使用すると良いでしょう。
ただし、力の入れすぎや使いすぎには注意しましょう。肌に負荷をかけすぎると、しみやしわの原因になることがあります。
対策5 あごから首の肉を落とす顔の体操を行う
野本さん:あごから首の肉を落とすには、顔の体操やマッサージをするのが良いでしょう。
顔体操のやり方
1、45秒〜1分間、首の筋肉を意識しながら口を細くすぼめる
2、その後、大きく口を開けて舌を思い切り前に出す
3、そのまま舌を上下、左右に動かす
4、1~3を1回として、1日5回程度行う
舌を出す際は、顔をまっすぐ前に向けたまま行いましょう。上を向いてしまうと、首のたるみが強くなる可能性があります。
対策6 頭皮マッサージを行う
野本さん:入浴中や入浴後に行うことで、より血行促進できる可能性があります。毎日行うのが理想的です。
頭皮マッサージのやり方
1、両手の指の腹で、頭皮全体を、下から上へ、よく揉みこんでいく
2、頭皮が柔らかくなるのを実感できるまで行う
対策7 フェイスラインをマッサージする
野本さん:マッサージオイルなどを使用すると、滑りが良くなるのでおすすめです。
フェイスラインマッサージのやり方
1、あごから耳下に向けて撫で上げる
2、小鼻から耳に向けて撫で上げる
3、目頭から耳上に向けて撫で上げる
4、眉頭からこめかみに向けて撫で上げる
5、手のひらや手の横を使って、耳の下から首の下に向けて老廃物を流す
あごと首周りに脂肪をつけてしまう「避けたいこと」とは
塩分はとり過ぎないようにする
野本さん:塩分の摂取は「控え目」にしましょう。塩分が多い食品は、むくみの原因になります。
顔がむくむと、よりフェイスラインに肉がついたように見える可能性があるので、塩分の摂取は控え目にしましょう。
猫背はNG! 正しい姿勢で「二重あごは防げる」
野本さん:正しい姿勢を保つことで、あごや首周辺が引き締まり、すっきりする可能性があります。
スマホやPCを使用する際は、「スマホは顔と同じ高さで使用する」「PCは目線と同じ高さに置く」などして、首を下げないようにしましょう。
首を下げながらのスマホやPC利用は、ストレートネックの原因になります。ストレートネックになると、首やあご周りの筋肉が低下し、二重あごになりやすくなると考えられています。
正しい立ち姿勢になるためのトレーニング
1、壁を背にして立つ
2、後頭部・肩・お尻・かかとを壁につける
3、つま先はこぶし1つ分、外側へ開く
4、腰と壁の隙間に片手を差し入れる
5、壁と腰の距離が手のひら1枚分になるように腹部に力を入れる
毎日1分程度行い、正しい姿勢を保つ筋肉を育てましょう。
監修・執筆者プロフィール
野本麻紀子
ビューティーボディアドバイザー。matou Tokyo ABM代表 株式会社matou代表取締役会長。アクティブボディメイク協会理事長/ビューティーボディアドバイザー/リズムボイストレーナー
<Edit:編集部>