 
          「毛穴パックはダメ」はウソ?ホント?なぜ肌に良くないと言われるのか (2/2)
毛穴パックをしてはいけない人とは
毛穴パックは、敏感肌・乾燥肌・ニキビがある人には不向きです。剥がすタイプの毛穴パックは、角栓だけでなく角質や皮膚のうるおい成分まで一緒に剥がしてしまうことがあります。
角質が薄い人や、ピーリングなどを頻繁に行っている場合も肌ダメージのリスク大。アトピーやアレルギー体質の人は控えたほうがいいと思います。
毛穴パックで角栓除去してもまたすぐ生えてきます
角栓は「皮脂」と「古い角質(タンパク質)」が混ざってできる、いわば肌の代謝活動の副産物。新陳代謝(ターンオーバー)がある以上、角栓はまた自然と作られるものです。

毛穴パックでごっそり取ると、肌は皮脂を多めに出して守ろうとする傾向があります。結果、数日後にはまた角栓が詰まりやすくなるおそれも。
酵素やAHAなど、古い角質をやさしくオフしてくれる成分を週1〜2回取り入れると、角栓予防に効果的です。
酵素洗顔やオイルマッサージで角栓を除去するほうがいい?
毛穴パックの最大の特徴は、「角栓を一気に物理的に引き抜く」ということ。使ったあとのパックにびっしりと角栓が付いているのを見ると、「取れた感」が抜群で、達成感もありますよね。

先述の通り、肌への刺激・摩擦・バリア機能の低下といったリスクも。「即効性と引き換えに、肌への負担がある」という構図です。
一方、酵素洗顔やオイルマッサージで角栓を除去するのもよく聞きます。これらは角栓を分解・柔らかくして少しずつ落とすタイプのケアなので、肌に優しく、バリア機能を保てる代わりに効果を実感するまでに時間がかかります。
週2回~月1程度、リセット的に毛穴パックを使い、日常ケアは酵素洗顔や保湿・生活習慣の見直しがバランスよくおすすめです。
「整形を繰り返す」「美容医療がやめられない」——なぜ陥る?整形依存の心理とは。“見た目で評価される世界”からの抜け出し方
監修者プロフィール
クリニック浅草橋西口クリニックMo
峯 陽子
 大学病院で乳癌診療を、町のクリニック浅草橋西口クリニックMo(浅草橋駅徒歩0分の総合内科・泌尿器科・皮膚科 | 浅草橋西口クリニックMo)では内科、訪問診療を行っている。ウィメンズヘルスに詳しく、知識も豊富であり患者様に正しい知識を伝えることをモットーにしている。
大学病院で乳癌診療を、町のクリニック浅草橋西口クリニックMo(浅草橋駅徒歩0分の総合内科・泌尿器科・皮膚科 | 浅草橋西口クリニックMo)では内科、訪問診療を行っている。ウィメンズヘルスに詳しく、知識も豊富であり患者様に正しい知識を伝えることをモットーにしている。
<Edit:編集部>








