岡田サリオが「空中ヨガ」にチャレンジして分かった身体のこと(前編) (2/3)
お腹がぎゅ〜〜〜っと
続いては上半身を伸ばすために骨盤をシルクにかけ、床に頭をつけるように下げていきます。すると先生は後ろに回り、そのまま足をあげようと……。
「えっ! 落ちる落ちる!!」(岡田さん)
思わず焦る岡田さんですが、谷口先生は「大丈夫ですよ~」と笑顔。よほど足を上げない限りは落ちることもなく、大丈夫なんだとか。見ているだけでもヒヤヒヤですが、さっきまで驚いていた岡田さんは「あれ? 意外と安定している」と驚きの表情で、特に苦しさなどもないそう。
さらに驚愕するのは岡田さんのお腹のへっこみ具合です。
「うわ~すごい! どうなってるの。ぺったんこ!」(岡田さん)
もともとグラビアでも活躍する岡田さん。当然、ウエストは細いのですが、それがさらに2/3ほどに! 内臓はどこいった!?というくらいぎゅ~~っとお腹がしぼんでいます。
「これは重力で内臓が横隔膜の方に移動しているんですよ(笑)。呼吸しているだけで自然と内臓をマッサージしている状態になっています。それと足を上げたのには、腰椎の骨と骨の間を伸ばす意味があるんですよ」(谷口先生)
通常のヨガでも自由自在にお腹をへこます呼吸法はありますが、マスターするのは大変。しかし、エアリアルヨガでは逆立ちの状態になることで、受動的にお腹をへこますことができるのです。「これは普通に生きてたらできないですよね(笑)」(岡田さん)。
身体の左右のバランスをチェック
そして「じゃあ右足を上げていきましょう。左足をだら~と下げることで落ちないです」と谷口先生の指示に従って足を上げる岡田さん。身体が柔らかくどこまでも足が上がっていきます。
反対側も同じように行ないましたが、ここで谷口先生は左右差を指摘します。先ほどと同じくキレイに足はあがってはいるものの、床についていた右手が後ろにさがってしまっています。
「骨盤だったり、骨盤と肋骨の間のインナーマッスルの違いだったり左右差がありますね。歩くたびスカートが回っちゃう人とかそうなんです。こういうポーズをとるとわかりやすいんですよ」(谷口先生)
「たしかにスカート履いているとチャックが変なとこにいっちゃいます」と岡田さんも納得。
「バレエも練習とかは左右バランス良くやってると思うんですけど、舞台や撮影の時は利き脚を中心に使う場面もあると思うので。30年後などに、歪みが腰痛や怪我の原因につながる場合もあるので、メンテナンスは必要ですよ」(谷口先生)