体幹がポイント。岡田サリオが「空中ヨガ」をやってみた(後編) (1/4)
シルクまたはティシューと呼ばれる布にぶら下がって行うエアリアルヨガ(空中ヨガ)。通常のヨガとは違い、重力を利用することでさまざまな体勢ができたり、さらに不安定さを利用し体幹も鍛えられるなど、メリットもあります。
ハンモックのような浮遊感も味わえ、女性に人気です。アメリカ・ニューヨークで生まれ、2011年頃から日本でも体験できるようになりました。そんなエアリアルヨガにモデル・女優で、クラシック・バレエ、空手、社交ダンスを経験してきた岡田サリオさんが挑戦しました。
お世話になったのは、エアリアルジャパンのインストラクター・谷口美里先生。前編ではストレッチをメインに体験しましたが、身体の左右差を発見。後編ではアクロバティックなポーズにもチャレンジします!
シルクに包まれながら
「シルクに足をかけたりして不安定なので、体幹をめっちゃ使いますね。普通にストレッチしているより身体の芯から熱くなっているような感覚です」
すっかり身体も温まった岡田さん。続いてはシルクの中に入ってみることに。
「じゃあシルクを広げて肘と肩を中に入れたら、ポンっとジャンプしてお尻を載せましょう」
「え? ホントに?」と戸惑う岡田さん。背中からシルクを回して肘や肩から包まれていきます。そして肘を伸ばし、椅子に飛び乗るようジャンプ! 「きゃ~~~」という声とともに身体のほとんどが赤いシルクに包まれました。
「うわ~すごい」と言いながら谷口先生の指示に従って、踵でシルクを押すと完全に隠れます。そしてそのまま身体を横向きにしてクネクネ……。
非常にシュールな光景ですが、「大きく、深く、ゆっくり動くことで体側が伸ばされる」(谷口先生)そう。さらにポイントは手足を動かすのではなく、お腹から動くイメージで、内蔵、内蔵脂肪もしっかり動かすこと。内臓脂肪を減らすこともできるのです。
そして息を深く吐きながら身体を丸めます。背骨ひとつひとつを開放するイメージ。本人はすごくリラックスできているそう。
「お腹や内臓を緩めるって大事で、お腹の緊張って背中とかにも影響するんですよね。床上ではなく、ハンモックのように吊り下げられている状態で、くねくね動くだけで緩まります」(岡田さん)
そのまま再び開脚。赤いシルクの中から時折「はあ~」と吐息が漏れてきます。繭のように包まれているからか、心底緊張から解き放たれている様子。