2018年9月29日

体幹がポイント。岡田サリオが「空中ヨガ」をやってみた(後編) (2/4)

抜群の柔軟性を生かす岡田さん

 今度はそのまま座る体勢に。シルクから膝を出し、足を下に出しながら上半身を起こします。慣れない動きに少し戸惑いつつも谷口先生の丁寧の指示で、難なくこなしていきます。

 出した足をシルクの中に入れ直し、足裏を合わせた合蹠(がっせき)のポーズへ。安定しないため何度か微調整をしますが、「(身体が)柔らかいからもっと骨盤立ちますよ」と先生も積極的。

「今、まっすぐだけど床だと前屈している状態です。股関節周りやお尻や太ももが刺激されています。シルクに圧迫されるのでやりやすいんですよね。じゃあそのまま長座前屈していきましょう」(谷口先生)

 ゆっくり足を伸ばしていく岡田さんですが、「まだまだまだ」と容赦なく指示を飛ばす谷口先生。一方「いた~ぁい」とこぼす岡田さん。

 「ちょ、ちょっと……こっちは苦手なんですよ」という岡田さんの声も届かず、「そのまま踵を突き出すようにしてみましょう」(谷口先生)と笑顔。

「全員が昔の折畳み携帯みたいになるわけじゃなく、柔軟性の違いでもっと浅いV字になる人もいれば、膝を曲げてちょうどよく伸びを感じる人もいます。外側の形は変わりますけど、みんなそれぞれ同じ効果があります」(谷口先生)

 抜群の柔軟性を見せる岡田さんに、谷口先生もスイッチが入ったのか、その後の開脚でも「体幹もあるからシルクから足出しましょう」と初体験にも関わらず無茶振り。岡田さんが「ちょっと、先生!」とツッコむものの、笑顔でスルーされていました。

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