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ビジネスパーソンこそ運動を取り入れるべき。33歳の“走るライター”が実践方法を考えてみた

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 年齢を重ねるとともに、どんどん身体は変化していきます。例えば、「最近太ってきた」「肌が荒れやすくなってきた」「疲れやすくなってきた」なんて感じている方はいないでしょうか? そうしたマイナス変化を抑止・改善するための方法といえば、やはり運動が思い浮かびます。しかし特に日々多忙なビジネスパーソンなら、分かっていても運動の時間を捻出できず、結局そのまま何も手がつけられないかもしれません。

 私は大学を卒業して会社員になってから、毎年のように体重が増えていました。現在は体重が58kg前後で推移していますが、当時は80kgを超えていたのです。筋トレやウォーキングなどの運動を始めても、三日坊主の繰り返し……。しかしランニングという運動に出会い、継続して運動する習慣がついてから、心身とも大きく変化したことを感じます。そしてその変化は、どうやらビジネスシーンにもメリットが。スポーツライターとして活動していることで、運動に取り組む多くのビジネスパーソンにお会いしますが、運動のもたらすビジネスシーンでのメリットは、やはり皆さん感じているようです。

 ここでは私自身の実践経験、そして周囲のプロフェッショナルなビジネスパーソンから伺ったお話などをもとに、日常に運動を取り入れるべき理由を3つ紹介しましょう。

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健康であることの大切さ

 私たちは、誰しも病気や怪我のリスクを持っています。例えばインフルエンザの流行時期になれば、感染しないようにワクチンを接種する方が多いはず。いくら予防に取り組んでも、すべての病気や怪我から100%身を守ることはできません。しかし運動には、「病気にかかりにくい」「怪我を起こしにくい」身体づくりの効果が期待できます。

 まず病気の観点から。ウィルスなどから身体をまもってくれる機能です。この免疫力は、適度な運動によって高められると言われていますが、急な激しい運動は逆効果。身体への大きな負担はストレスとなるほか、筋肉の修復などに免疫力が向いてしまい、かえって免疫力が低下してしまう恐れがあります。例えばウォーキングやジョギング、ヨガ、ストレッチなど。軽めの運動を生活の一部として取り入れると良さそうです。

 次に怪我について、中には「むしろ運動時に怪我してしまうのでは?」と思われる方がいることでしょう。確かにスポーツ選手などを見ていると、怪我で治療中なんていう話をよく聞きます。

 しかし、それはあくまで激しい運動を行うプロ、あるいは正しい身体の使い方ができていない場合。運動によって身体バランスや筋力、柔軟性などが向上すると、例えばちょっとつまづいても瞬発的に足が出て支えられたり、歩いている際に足首を捻っても痛みに至らなかったり、生活上の怪我が減ってくるはずです。

 病気や怪我で仕事ができなければ、周囲に迷惑を掛けてしまいます。忙しい中でもパフォーマンスを維持して働くために、「健康であること」は基本である最重要項目です。まして私のようにフリーランスとして働いていたり、経営者であれば、ちょっとの病気・怪我が死活問題となることも。運動によって健康の土台を作ることは、ビジネスパーソンにとって大きなメリットを与えてくれます。

有酸素運動は“考える”時間に最適

 経営者をはじめ、企業で幹部社員とされる人ほど、こなさなければならない仕事は山のようにあります。その半面、そういった方々ほど運動への関心が高く、実際に競技として取り組まれている方も多いようです。実際、私もこれまで、運動に取り組むトップビジネスパーソンからたくさんお話を伺ってきました。

 では、なぜそういった方々は、多忙を極める毎日の中でも運動するのか。理由はさまざまですが、特に多いのが「考える」時間としての活用です。何か考えのまとまらないことがある、あるいは決断すべきことがある際に、机を離れて運動しに行く。中でもウォーキングやランニングなどの有酸素運動が多いようですが、皆さん口々に次のようなメリットを挙げています。

  • 「身体が疲労するにつれて、頭の中から余計な考えが消えていく」
  • 「運動していると酸素が脳に巡って思考が冴えてくる」
  • 「机に向かっているより、運動中の方がいろんなアイデアが浮かびやすい」 など

 そう考えると、もはや運動は仕事の一部として位置付けられているのかもしれません。例えば、営業商談に向かい際、提案内容をまとめながら1駅歩いてみる。あるいは昼休みに、ジョギングしながら新しい製品のアイデアを練ってみるなど。どうせ同じ時間を使うなら、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

運動を通じて得られる人との繋がり

 好きで熱中できる運動を見つけると、その運動を軸として人との新しい繋がりができてきます。共通の楽しみがあるので、自然と会話も弾むはず。私もランニングを始めてから、驚くほど多くの方々に出会いました。

 ここでオススメしたいのが、運動を通じてできた繋がりに仕事を基本的には持ち込まないこと。これによって、仕事内容や年齢、あるいは社会的地位などに関係なく、実に広い交友関係が築けるでしょう。もしかしたら、お互いに何の仕事をしているか知らないまま、何年も付き合いが続いていくかもしれません。

 とはいえビジネスパーソンであれば、ふとしたタイミングで仕事の話が出ることがあります。「そんなことやっていたの!?」という驚きはもちろん、そこから仕事に発展することも。すでに仕事に関係なく深い繋がりと信頼があるからこそ、後付でビジネスにも結びつきやすいのです。実際、私はこれまで、ランニングを通じて知り合った方々をたくさん取材させてもらいました。また、逆に仕事を依頼されることも多く、それでも友人・仲間としての交友関係に変わりはありません。

 毎日朝から晩まで仕事していると、仕事以外での交友関係はなかなか広がらないものです。特に仕事のため新天地へと引っ越した場合、「周囲に友人・知人がいなくて寂しい」なんていう話はよく耳にします。そんな悩みさえ、運動が解決してくれる可能性があるのです。

できることから少しずつ継続することが大切

 仕事に追われて忙しい中、運動の時間を捻出することは大変かもしれません。しかし忙しいからこそ、仕事のパフォーマンスを上げる、あるいは助けてくれる仲間を作るなど、運動することがプラスに働くことは多いはずです。

 運動と言っても、プロアスリート並に何時間とトレーニングする必要はありません。もちろん何らかの競技で記録向上を目指すなら別ですが、無理のない範囲、例えば1日30分でも、継続することでさまざまなメリットが得られます。逆に「運動しなければ」と義務化してしまえば、とても窮屈でかえって続きません。できることなら日々の楽しみの1つとして、運動を取り入れられるのが理想ではないでしょうか。例えば以下のような運動は、すぐに実践できます。

  • 早く帰れた日は、1つ前の駅で降りて、散策しながら帰ってみる
  • お風呂上がり、サッパリした状態で好きな音楽を聴きながらストレッチする
  • 土日の家族サービス、自転車の子どもに併走でランニング移動してみる など

 まずは自分のライフ&ワークの中で、少しずつでもできることを見つけてみてください。

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[筆者プロフィール]
三河 賢文(みかわ・まさふみ)/“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。3児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表

<Text:三河賢文/Illustration:Getty Images>

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