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勉強もスポーツも高めていきたい。その信念が大学受験やアメリカ公認会計士資格取得につながった。陸上・横田真人(後編)│子どもの頃こんな習い事してました #8 (1/3)

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 スポーツ界の第一線で活躍するアスリートに、幼少期の習い事について訊く連載。自身の経験を振り返っていただき、当時の習い事がどのようにその後のプレーに活かされたか、今の自分にどう影響しているかを伺います。

 水泳、サッカー、野球と小さなころからどれも上手にこなし、大学受験、ロンドン五輪日本代表、さらには競技生活と並行してアメリカ公認会計士の勉強まで、すべてにおいて結果を残してきた横田真人さんは、なぜそこまでがんばれるのでしょうか。他人と同じ道をよしとしない、その生き方の根本にあるものは……?

▼前編はこちら

野球で悪いことをするたび走らされていたので、実は走ることが嫌いだったんです。陸上・横田真人(前編)【子どもの頃こんな習い事してました #8】 | 子育て×スポーツ『MELOS』

現役時代のほうが実は時間があるんです

――振り返ってみて、小さいころの習い事が競技生活に役立ったと思うことはありますか。

水泳は総合的に体力が鍛えられ、役立ったと思います。特に、高学年になってからは自分の意志でレッスンに行っていたのでよかった。子どもの習い事は、最初は親の意向で、ということが多いですよね。その後も長く続けていることでも、始めたきっかけは意外と「やらされた」ということが多い。僕の場合、陸上も強制的に始めたわけですし。

いろいろな選択肢を見せてあげることは大事。ただ、その後、続けるか続けないかは自分で決めて、決めたからにはしっかりと練習するべき。今、陸上のコーチとして選手にもよく言っています。人のせいにせずに自分で決めること。それは選手だけでなく子どもも同様だと思います。

――現役時代にアメリカ公認会計士の資格を取得されました。大変だったと思います。

アメリカの公認会計士資格は、日本とは試験の仕組みが違うんです。2年間で4科目合格すればいい。だから4科目一気に勉強する必要がありません。試験回数も、日本は年1回しかチャンスがないけれど、アメリカは年間何回か行われています。だから競技生活と両立しやすい。予備校の広告に「1000時間で受かる」と書いてあったんで、単純に計算して1日3時間勉強すれば1年で受かる、余裕じゃん、と思ったら、実際は1000時間じゃ足りなかった。2000時間、ほぼ2年かかりました。

アメリカでは、スポーツ選手が弁護士や公認会計士などの資格を持つことはそれほど珍しくない。というのも、彼らには生活が保証されてないんです。企業とプロ契約できない選手は、働きながら競技活動を続けるしかない。将来設計もしなければならないという危機感に常にさらされています。日本は実業団というしくみがあり、競技引退後も会社に残れるという保険がある。

アスリートは競技に専念するものというイメージがあるかもしれませんが、現役時代のほうが時間はあります。たとえば1日のうち4時間トレーニングするとしたら、それ以外は自由な時間ですから。引退したら働かなければ食っていけないので、むしろそれどころじゃない。ただ、先ほどお話した実業団という保険があるので、楽なほうに行く選手が多いのではないかと思います。

勉強とスポーツ、両方引き上げると世界が変わる

――そういう考え方をする選手はあまりいないように思います。

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