愛情不足で育った人に「してはいけない6つのこと」とは? (2/2)
距離を急に縮めすぎる
愛情に飢えている人は、急な親密さに戸惑い、逆に不安を感じることがあります。少しずつ信頼関係を築く「ペースの尊重」が何より重要です。
過剰に世話を焼く、依存させる
相手を助けたい気持ちが強すぎると、かえって「自分で立てない」状態を作ります。支えつつも、相手が自分で選び、考える余地を残しましょう。
「愛される努力が足りない」と責める
「もっとポジティブになれば?」「人を信じなきゃ愛されないよ」などの言葉は、相手の過去の傷を深く刺激します。 “変わるべきは本人ではなく、安心できる環境”であると理解することが大切です。
沈黙や無視でコントロールする
無視や冷たい態度は、愛情不足の人にとって「拒絶」や「見捨てられた」という強い恐怖を呼び起こします。距離をとる必要がある場合も、「今は少し考える時間がほしい」など言葉で伝えること。
比較・評価で愛情を示す
「○○はもっとできてるよ」「あなたは頑張れば愛される」など、条件つきの関わりはNG。「どんなあなたでも傍にいるよ」と“存在そのもの”を認める姿勢が信頼につながります。
“否定しない姿勢”だけでOK
自分の物差しで相手を変えようとしたり、ジャッジしたりするより、「相手の思考や事情を否定しない」が人間関係の第一歩です。
すべての人には、その人なりの心の背景があります。無理に支えようとしなくても、“否定しない姿勢”だけで救われる人も多くいます。
監修者プロフィール
神谷町カリスメンタルクリニック院長
松澤 美愛先生
東京都出身。慶應義塾大学病院初期研修後、同病院精神・神経科に入局。精神科専門病院での外来・入院や救急、総合病院での外来やリエゾンなどを担当。国立病院、クリニック、障害者施設、企業なども含め形態も地域も様々なところで幅広く研修を積む。2024年東京都港区虎ノ門に「神谷町カリスメンタルクリニック」を開業、院長。精神保健指定医/日本精神神経学会/日本ポジティブサイコロジー医学会
URL https://charis-mental.com/
InstagramURL https://www.instagram.com/charismentalclinic
<Edit:編集部>
「親からの愛情不足で育った大人」の特徴とは。こんな問題行動や思考の偏り、ありませんか?







