2018年10月26日

アスリートの子どもは運動神経が良いってホント?│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#14 (3/3)

幼い頃から身体を動かせる環境づくりを

 アスリートの子どもは生まれながらにして運動能力が高いと思われがちですが、アスリートの親は意図的に子どもが身体を動かせる環境づくりをしていたり、スポーツに興味を持ちやすい環境下にいることが多いのです。

 また、子どもが「やりたい!」と言ったことには積極的にチャレンジさせる方が多いので、子ども自身の「自信」の形成にも繋がっているのではないかと思います。

 アスリートの親は「意識して子どもが身体を動かす環境を与えている、作っている」こと、「興味があることにはとりあえずチャレンジさせる」ことの2点が共通しており、子どもに対してスポーツを身近なものにしているということです。

 まず、子どもの運動能力を高めるためには積極的に身体を動かすあそびをさせること、身体を動かすことに興味を持たせることが必要不可欠だとみなさん理解しているように感じました。

 公園で長い時間遊ばせるのは親にとって少し根気が必要ですが、スポーツして欲しいなぁと思っていたり、もう少し運動できるようになって欲しいなぁと考えているパパやママは、子どもが楽しく身体を動かせる時間をもう少しとってあげると良いかもしれませんね。

《プロフィール》
寺田明日香(てらだ・あすか)
1990年1月14日生まれ。北海道札幌市出身。血液型はO型。ディズニーとカリカリ梅が好き。小学校4年生から陸上競技を始め、小学校5・6年時ともに全国小学生陸上100mで2位。高校1年から本格的にハードルを始め、2005~2007年にはインターハイ女子100mハードルで史上初の3連覇。3年時には100m、4×100mリレーと合わせてこちらも史上初となる3冠を達成。2008年、社会人1年目で初出場の日本選手権女子100mハードルで優勝。以降3連覇を果たす。2009年世界陸上ベルリン大会出場、アジア選手権では銀メダルを獲得。同年記録した13秒05は同年の世界ジュニアランク1位だった。2010年にはアジア大会で5位に入賞するが、相次ぐケガで2013年に現役を引退。翌年から早稲田大学人間科学部に入学。その後、結婚・出産を経て女性アスリートの先駆者となるべく、「ママアスリート」として、2016年夏に「7人制ラグビー」に競技転向する形で現役復帰。同年12月の日本ラグビー協会によるトライアウトに合格。2017年からは日本代表候補として活動している。日本ではほぼ類をみない「世界レベル選手の競技転向、同一シーズン間の競技転向、幼児を子に持つママアスリート」として、2020年東京オリンピックを目指す。

◎所属企業:株式会社リブラン
◎所属チーム:千葉ペガサス
◎主な記録:100mハードル日本ジュニア記録(13秒05=2009年世界ジュニアランキング1位)/100mハードル日本高校記録(13秒39)

【関連URL】
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<Text&Photo:寺田明日香/Edit:アート・サプライ>

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