2019年12月11日

アスリートのSNS利用はプラス?マイナス?│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#32 (2/2)

 さまざまなアスリートの方々のお話を聞いていると自分のパフォーマンスや競技に対しての考え方が言語化できている選手は、わりと自分の好調と不調の差を理解しているような印象を受けます。

 なので、SNSでの発信を通してアスリート自身の考えを整理しているという側面もあるのかもしれません。チームあすか内でのトレーニング内容やそのほかの報告も、実はSNS上でやり取りをしています。

SNSのメリットを活かしたい

 多くの方々から見てもらえる立場だからこそ、SNSを通して応援してくださる方々に還元できることがあるのではないかと、日々模索しています。もちろん、息抜きで投稿することもあれば、少しネガティブな感情を吐き出したいときに利用することもあります。

 多くの役割を持つSNSですが、メリットとデメリットを理解した上で、アスリート自身がどのようなコンセプトで投稿し、なにをアピールポイントとするのかを、戦略的に考えることも重要なのだと思います。

 みなさんからいただくたくさんの言葉。いつも本当に力をいただいています! 冬季練習、きつい日が続きますが、頑張ります!

[プロフィール]
寺田明日香(てらだ・あすか)
1990年1月14日生まれ。北海道札幌市出身。血液型はO型。ディズニーとカリカリ梅が好き。会いたい人は、大谷翔平と星野源。小学校4年生から陸上競技を始め、小学校5・6年時ともに全国小学生陸上100mで2位。高校1年から本格的にハードルを始め、2005~2007年にはインターハイ女子100mハードルで史上初の3連覇。3年時には100m、4×100mリレーと合わせて同じく史上初となる3冠を達成。2008年、社会人1年目で初出場の日本選手権女子100mハードルで優勝。以降3連覇を果たす。2009年世界陸上ベルリン大会出場、アジア選手権では銀メダルを獲得。同年記録した13秒05は同年の世界ジュニアランク1位だった。2010年にはアジア大会で5位に入賞するが、相次ぐケガ・病気で2013年に現役を引退。翌年から早稲田大学人間科学部に入学。その後、結婚・出産を経て女性アスリートの先駆者となるべく、「ママアスリート」として、2016年夏に「7人制ラグビー」に競技転向する形で現役復帰した。同年12月の日本ラグビー協会によるトライアウトに合格。2017年1月からは日本代表練習生として活動した。2018年12月にラグビー選手としての引退と陸上競技への復帰を表明。2019年シーズンから競技会に出場し、6月に日本選手権女子100mハードルで9年ぶりの表彰台となる3位に入り、7月には100mでも自己記録を更新。8月には19年前に金沢イボンヌ氏が記録していた日本記録13秒00に並ぶと、9月1日に「富士北麓ワールドトライアル2019」で史上初めて13秒の壁を突破し、12秒97の日本新記録を樹立。カタール・ドーハで開催された「世界陸上」に出場。再び陸上競技選手として、2020年東京オリンピックを目指す。

◎所属企業:株式会社パソナグループ
◎主な記録:100mハードル日本記録保持者(12秒97)/100mハードルU20日本記録保持者(13秒05=2009年世界ジュニアランキング1位)/100mハードル日本高校歴代2位(13秒39)/100m:11秒63

【今後のスケジュール】
2019年12月14日(土)JALスポーツ能力測定会in水戸@茨城県水戸市 ▶詳しくはこちら
2019年12月16日(月)日本陸連アスレティックス・アワード@東京都内 ▶詳しくはこちら
2020年2月1日(土)2020日本室内陸上競技大阪大会@大阪城ホール ▶詳しくはこちら
2020年3月1日(日)スポーツポテンシャル測定会@東京都板橋区

【関連URL】
◎公式サイト https://asuka-terada.jp/
◎公式Facebook https://www.facebook.com/Asuka.Terada.official/
◎Twitter https://twitter.com/terasu114
◎Instagram https://www.instagram.com/terada_asuka/

<Text & Photo:寺田明日香/Edit:アート・サプライ>

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