フィットネス
2021年1月4日

皇居以外も走る。東京都内でおすすめの無料ランニングコース5選

 大勢のランナーが訪れる、東京都内の皇居。東京駅からも近く、ランニングステーションへのアクセスに優れ、ノンストップの周回で5km走れることなどから、ランニング初心者をはじめマラソン上級者、外国人ランナーからも人気を集めています。

 しかし、いつも同じ場所で走っていたのでは、飽きてしまうという方もいるはず。東京都内には、皇居以外にもさまざまな外ランスポットがあります。ここでは5つに厳選し、街ランにオススメのランニングスポットをご紹介しましょう。

代々木公園(代々木駅)

 原宿駅や明治神宮前駅、参宮橋駅、代々木公園駅など。いろんな駅から訪れやすい代々木駅は、外周が約5kmに及びます。そのほか、公園内も1〜2kmのコースを取れるほか、園内を囲む柵にそって走ると、約3kmの未舗装路を走ることも可能。私はよく、この未舗装を“プチトレイル”と読んでトレーニングに利用しています。

駒沢オリンピック公園(駒沢大学駅)

 駒沢大学駅から10分ほどの場所にある駒沢オリンピック公園。体育館や陸上競技場のある公園内には、1周約2kmの周回ランニングコースが設けられています。サイクリングコースなどもありますが、レーンが分かれているので安心して走れるでしょう。

 遊具がたくさんあるので、家族連れで遊びがてら走るなんていうのも良さそう。トレーニングルームにはロッカーやシャワールームが完備され、2時間450円で利用可能。着替えや待ち合わせなどに便利です。

お台場海浜公園(お台場海浜公園・台場・東京テレポート駅)

 海を眺めながら走るなら、お台場海浜公園へ。新交通ゆりかもめ「お台場海浜公園」「台場」「船の科学館」「テレコムセンター」の各駅から歩いてすぐの立地です。足元に1km毎の距離表示があり、5km・7kmという2コースが設けられています。

 お台場といえば有名なレジャースポット。走った後に食事やショッピングを楽しむには、最高の場所ではないでしょうか。

水元公園(金町駅)

 東京都23区内で最大規模の水元公園。最寄りのJR「金町」駅からは約1.5kmと距離がありますが、バスが出ているほか駐車場も完備されています。

 公園内は道が枝分かれしており、走る場所によってさまざまな距離が取れます。また、隣接するみさと公園(埼玉県)まで足を伸ばして外周を回れば、ノンストップで8km走ることが可能です。私は以前近くに住んでいたことがあり、よく利用していました。そのまま江戸川河川敷に足を伸ばし、長距離ランを楽しむこともできます。

荒川河川敷(北千住・五反野・小菅駅)

 『板橋Cityマラソン』や『ハイテクハーフマラソン』をはじめ、マラソン大会でもよく利用されている荒川河川敷。東京湾から入り埼玉県まで伸びる川のため、走ろうと思えば何十kmでもコースが作れます。もちろん信号などありません。川を挟んで反対側を走って戻れば、同じ河川敷でも違った景色が楽しめるでしょう。

 また、川沿いには近くにたくさん駅も点在しています。好きな駅で降りて走り出せるのも、こうした河川敷ランの特徴です。さらに『海まで〇km』の表示が置かれているので、たとえGPSウォッチがなくても走行距離が分かるでしょう。

 このほかにも、私はよく江戸川河川敷や明治神宮外苑、あるいは昭和記念公園など、場所を変えながらいろいろなコースを走っています。初めて走る場所は、景色をはじめ新しい発見がたくさんあるはず。いつも同じ場所を走っていて「ちょっと飽きてきた」という方は、気になったスポットをぜひ訪れてみてください。

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表
【HP】https://www.run-writer.com

<Text:三河賢文/Photo:Getty Images>