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2018年2月16日

東京マラソンランナーの”手荷物どうする”問題。誰が預かってくれる?ロッカーは?│東京マラソン小ネタ集

 毎年2月の最終日曜日に開催(2019大会以降3月第1日曜日開催。天皇誕生日が2月23日になるため)される「東京マラソン」。

 2007年の第1回大会の抽選倍率3.5倍から年々数字は上昇。コース変更された昨年の2017大会で倍率12.2倍となり、今回の2018大会は12.1倍でした。この倍率を制した幸運なランナーをはじめ、チャリティランナー、10kmのランナー、エリートランナー、準エリートランナーなど3万6000人がいよいよ25日、東京の街を駆け抜けます。

ところで、東京マラソンの正式名称、知っていますか?

 今大会の正式名称は「東京マラソン2018 兼ジャカルタ2018アジア競技大会日本代表選手選考競技会 兼マラソングランドチャンピオンシップシリーズ2017-2018〜東京2020オリンピック日本代表選手選考競技会〜 兼アボット・ワールドマラソンメジャーズ シリーズⅪ」。

 「えっ、単純に“東京マラソン2018”じゃないの?!」って思ったそこのあなた! そーなんです。もう一度言っちゃいますが、3万6000人ものランナーが参加する巨大マラソン大会の「東京マラソン」には観戦する私たちにはわからない「あれってどーしてるの?」がいっぱい。

 というわけで、「東京マラソン」を主催する一般財団法人東京マラソン財団の広報担当者にズバリ聞いてきましたよ。題して「東京マラソン小ネタ集」です!

▲©東京マラソン財団

ランナーの手荷物問題。誰が預かってくれるの?

 ランナーの手荷物は、もちろん大会側が預かってくれる。ボランティアがスタート地点で預かり、手荷物トラック番号ごとにトラックに積み込みフィニッシュ地点に移動。預けられる荷物は約20ℓサイズの袋を1人1袋。手荷物預け専用の袋(手荷物袋)が、エントリー受付時(出場ランナーは2/22〜24に開催される東京マラソンEXPO 2018にてランナー受付をしてナンバーカード等を受け取る)に配布される仕組み。

▲東京マラソン2017 入場ゲートの様子 ©東京マラソン財団

 当日の荷物預かり受付時間は、入場ゲートオープン直後の7:00から8:30までの1時間半。この時間ですべて(くどいようですが、3万6000人です!)のランナーの手荷物を預かる。当日の手荷物預かりボランティアたちは2007大会以降、何度かボランティアを経験しているベテランの方から、2018大会で初めて参加する人まで経歴、年齢、性別などさまざまな人々が集い、ボランティアリーダーのもと、完璧に活動を遂行する。

 ちなみに2017大会では、1台あたり400〜1100個の荷物を積む4tトラック3台、10tトラック37台の計40台のトラックがランナーたちの手荷物を運搬した。

▲©東京マラソン財団

 2018大会では新しい試みとして、エントリー時に「手荷物預けなしランナー」を募集。定員は3000名。スタート時点での荷物預けを行なわず、フィニッシュ後には手荷物預けなしランナー限定のオリジナル防寒ポンチョが配布される。万が一、●●バスでフィニッシュ地点に行っちゃった……という人でもちゃんともらえるので、ランニング姿で帰路につくといった悲しい結末にはならない。

▲手荷物預けなしランナー限定オリジナルポンチョのデザインイメージ ©東京マラソン財団

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【取材協力】
一般財団法人東京マラソン財団
公式HP:http://www.marathon.tokyo/

<Text:京澤洋子(アート・サプライ)/Photo:東京マラソン財団提供>