ヨガとピラティスの違いは?ピラティスのウソ・ホント #1
韓国アイドルなどの人気を受け、ピラティスの市場が若者を中心に拡大してきています。憧れのK-POPアイドルに近づくために始める方も多いようです。
ヨガと並んで“大人の習い事”として人気ですが、ピラティスとは何なのか、ピラティスで期待できる効果効能をよく知らない方も多いのでは。
そこで今回は、ピラティスにまつわるニュースレターを紹介。全国100店舗以上のピラティス&ヨガ専門スタジオ「zen place」のインストラクターに聞いた“ピラティスのウソ・ホント”とは。
ヨガとピラティス、なにが違うの?
成り立ちの違い
ヨガはインダス文明の時代にインドで宗教的思想に基づいた修行法として始まり、もともとは身体の健康法としてではなく、精神の安定を重視していました。そのため、心の病のケアにも効果的だと考えられています。
一方ピラティスは、ドイツ人の従軍看護師ジョセフ・ピラティスが戦争で傷を負った兵士のリハビリを目的に開発したエクササイズです。
ベッドに寝たままでも行うことができ、筋肉やインナーマッスルの強化を重視していました。身体機能の向上やケガの予防にも効果的とされています。
呼吸法の違い
ピラティスとヨガの大きな違いのひとつが“呼吸法”です。
ヨガの呼吸法はリラックス効果を高める「腹式呼吸(お腹をふくらませて行う呼吸)」 ですが、ピラティスでは 交感神経を優位にする働きがある「胸式呼吸(胸を膨らませておこなう呼吸)」 を使います。
動きの違い
ピラティスはインナーマッスルを常に意識して行いますが、ヨガは深い呼吸で精神を整えながら全身の筋肉を動かします。
ダイエット効果の違い
ヨガ、ピラティスともにダイエット効果が期待できますが、どちらも継続することが大切です。また、ヨガはピラティスより運動量が少なめであることが多いです。
ヨガ | ピラティス | |
成り立ち | 約4500年前、インドで発祥 | 約100年前、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が考案 |
もともとの目的 | 心と体を鍛える修行 | リハビリ、エクササイズ |
呼吸法 | 腹式呼吸 | ラテラル呼吸(腹式と胸式を組み合わせた呼吸法) |
動き | 深い呼吸で精神を整えながら全身の筋肉を動かす | インナーマッスルを常に意識して動かす |
ダイエット効果 | 〇、運動量はピラティスより少なめ、継続が大事 | 〇、継続が大事 |
関連記事:ピラティスとヨガの違いは?その効果、起源と歴史、やり方
<Edit:編集部/photo:photo-AC>