ライフスタイル
2025年12月13日
なぜ「エアコンの掃除をしない」と、電気代が高くなってしまうのか?専門家解説
お手入れをしないままに暖房シーズンに突入してしまうと、暖房費がかさむだけでなく、健康デメリットも起きやすくなります。
なぜ、汚れたままのエアコンは電気代が高くなるのでしょうか。パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが解説します。
パナソニック エアーマイスター 福田 風子さん
パナソニック株式会社 空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
エアコンの汚れが電力消費量の増加につながる理由
エアコンは室内の空気を取り込み、冷風や温風にして放出します。ところが、フィルターにホコリが溜まっていると十分な量の空気を取り込めません。
多くの空気を取り込もうと、余計なパワー=電力を使うことになるため、エアコンの運転効率は低下し、電気代を余計に消費する状態に陥ってしまいます。

実際にエアコンフィルターを1年間掃除しないと年間で約25%も消費電力量がアップしてしまうという実験結果も。
フィルターの目詰まりや冷暖房能力の低下で、金額にして1万円以上も電気代がムダになってしまう場合があります。
※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代31円/kWhでの実験
冬の光熱費、ここで差がつく! 暖房の節電術6つ
福田さんは、冬に取り入れたい6つの節電テクニックを紹介しています。
- エアコンの掃除をこまめに行う
- 設定温度を上げすぎない
- 風量は“自動”に設定する
- 窓の断熱対策をする(カーテンを閉めるなど)
- サーキュレーターを併用する
- 室外機の周辺を掃除する
とくに、「エアコンの掃除」「設定温度の上げすぎ防止」「風量の自動設定」の3つは、節電効果が高いポイントだといいます。

<Edit:編集部>
パナソニック株式会社 空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部







