2018年7月4日

「テント」の種類・特徴・おすすめの利用シーン7選 (3/3)

【6】山岳テント

 気候条件が激しい場所で使用する際は、軽量かつ防水性の高い山岳テントがオススメ。雨風を凌いでくれる頑丈性を持ち、かつ持ち歩けるほど軽量であることが特徴です。ただし余分なものが排除されているので、快適性は期待できません。

【メリット】
軽量、防水性が高い

【デメリット】
居住スペースが狭い、値段高め

【7】ダブルウォールテント

 「インナーテント」と呼ばれる室内と、それを覆うようにして被せる「レインフライ」を組み合わせて使う二重構造のテント。インナーテントは通気性に優れ、密閉されていないので結露を防ぐ役割があります。レインフライは雨を防ぐだけでなく、大きめのものを選べば「前室」を作ることが可能。なお、前室とはインナーテントとレインフライの間にできる、ちょっとしたスペースのこと。靴や汚れた服など、中に入れたくない荷物を置いたり、調理スペースとして利用できます。

【メリット】
雨を凌げる、通気性が高い、前室を作ることができる

【デメリット】
シングルウォールに比べて重量がある、設営がやや面倒

まとめ

 テントは登山やキャンプだけでなく、さまざまな用途で活躍してくれます。たとえば家族での日帰りキャンプなら、お手軽なワンタッチやポップアップタイプを。長期滞在なら頑丈で広々使えるロッジタイプなど、用途に応じて選びましょう。そうすれば、この夏は充実したテントライフが楽しめるはずです。

<Text:松永貴允/Photo:Getty Images>

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