東京にも大自然があった!ウルトラマラソン「奥多摩周遊エコ・ジャーニー」で出会うオススメスポット(後編) (1/2)
都内で自然を満喫しながら、ウルトラマラソンを楽しみたい。そんな方には、「奥多摩周遊エコ・ジャーニー」がピッタリかもしれません。武蔵五日市駅前をスタートし、あきる野市や青梅市、奥多摩町、檜原村といったエリアを巡る99kmのマラソン大会。コースは過酷ながら自然に溢れ、東京都内とは思えないような環境です。前回はコースの全容をご紹介しました。今回はコース上から見られる絶景、周辺の景色などをスポット別に見ていきましょう。
青梅丘陵ハイキングコース
木々の生い茂る山中を走る「青梅丘陵ハイキングコース」は、全長約8km。階段や手すりなど整備されているものの、周囲にはありのままの自然を感じ取れます。ふと立ち止まって深呼吸すれば、澄んだ空気が体中を満たしてくれるかのようです。
当日は残念ながら曇り空。しかし霧がかった空もまた幻想的ではないでしょうか。開けた場所からは、青梅の街並みがよく見えました。つい「こんなに登ってきたのか」なんて呟いてしまいそうです。
たくましく伸びた木々を見上げると、自分がとてもちっぽけな存在なのだと感じてしまいます。自然に感謝し、その偉大さを実感する。本大会では「青梅丘陵ハイキングコース」に限らず、そうした機会がたくさんありました。
御岳渓谷遊歩道&白丸ダム
「御岳渓谷遊歩道」では、すぐ左手に多摩川が流れています。鳥や虫の声とともに聞こえてくる川のせせらぎ。なんとも涼やかで清々しく感じました。
多摩川に掛かる立派な吊り橋も、本大会ではコースの一部。足元には川が流れ、周囲は木々に囲まれた贅沢な景色を楽しめます。
河原では岩の上を移動する場面も。すぐ手の届く場所を流れる川の水は、澄み渡りとてもキレイでした。少し触れてみると、その冷たさが、走ってほてった身体を優しく冷やしてくれます。あまりの美しさに、大会中であることを忘れ、飛び込んでしまいそうです。
川沿いからロードへと戻る前、最後に訪れるのが「白丸ダム」です。そこまで大きなダムではありませんが、重厚で存在感があります。このダムを横切って行くと、素晴らしい絶景に出会えました。
ダム直下の多摩川。走ってきたコースも見えます。こうして見下ろしてみると、驚くのが生い茂る木々の多さ。少し遠くのほうは、両脇から飛び出した木々によって川が見えなくなっていました。