2018年11月8日

神社、アート、そしてネコ。四国・男木島を走ってきた│島ランへGO #7 (2/2)

猫たちが多く住む、港周辺の集落を散策

 港に戻ってから、集落を散策してみることにしました。集落内は細い道が枝分かれしているので、迷わないように注意しましょう。しかも、かなり急な坂道ばかりです。

 間を置かず猫に出会えました。「観光スポットより猫だ!」という方は、集落周辺をぐるぐる走るのもよいでしょう。アップダウンが激しいので、それでも十分な運動になります。

 漁港で休む猫。どことなく哀愁が漂っています。島内の猫たちは人馴れしているので、近づいても逃げません。むしろ手を差し伸べると、すり寄ってくる猫すらいました。まさに至福の時間ですね。

 もう、人に対してどれだけ心を許しているのだろう……というポーズ。なんなら、「写真を撮れ」と言われているような気さえします。

 ただし男木島では、猫に餌を与えることを禁止しています。ちゃんとルールを守り、戯れるだけに留めましょう。また、猫を追いかけるあまり個人宅の敷地内などへ入る人がいるようですが、これも迷惑行為ですので注意しましょう。

神社やアートも見どころポイント

 ちなみに集落付近にも、ぜひ見ておきたいスポットが満載です。豊玉姫神社や加茂神社、路地に施された壁画など。

 写真は漁港付近にあるアート作品『歩く方舟』です。本物の足と比べてどうでしょうか。なんだか、今にも動き出しそうな雰囲気を醸し出していました。

 走れば1時間ほどで周ることができる男木島は、はじめての島ランにもオススメ。豊かな自然、そしてかわいい猫たちが迎えてくれて、非日常的な時間が過ごせます。体力に余裕のある方は、お隣の「女木島」とセットで走ってみるのもよいでしょう。香川県を訪れた際には、男木島で島ランを楽しんでみてください。

関連記事:桃太郎伝説の鬼ヶ島をトレイルラン。香川県「女木島」を巡る│島ランへGO #6

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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