2018年11月29日

非日常の絶景コースを走る。「四万十川ウルトラマラソン」出走レポ(後編) (3/3)

 青空の下を流れる四万十川は、まさにエメラルドグリーン。豪雨で流され、残念ながら渡れなかった沈下橋も遠目に見られました。それもまた自然の成したことであり、そんな環境を走れていることに感謝の思いが膨らみます。

 四万十川ではカヌーや釣りを楽しむ方々の姿も。走って身体が熱くなっていたので、今にも飛び込んでしまいたい衝動にかられました。マラソンはもちろん、川遊びにも改めて訪れてみたくなります。

 ゴール直前まで、コースのすぐ脇を流れていた四万十川。まるでランナーを見守ってくれているかのようです。ゴールが近いことを感じると、「また走りに来よう」という気持ちが自然と芽生えていました。

 大自然を満喫して走れるウルトラマラソン。今回は天気に恵まれたこともあり、コース上の各所ですばらしい景色に出会えました。非日常的な環境でランニングを楽しみたい方は、ぜひ来年のエントリーを検討してみてはいかがでしょうか。抽選になるほど人気の大会ですが、実際に走ってみて、その理由が分かったような気がします。

前編:「四万十川ウルトラマラソン」が人気な理由とは? 100kmの部を走って感じたこと(前編)

・四万十川ウルトラマラソン
http://shimanto-ultra.jp/

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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