箱根駅伝にまつわる「気温」と「出身高校」。直近35年のデータを調べてみた (3/4)
●最高気温が「15度以上」だったケース=暑さに強い選手たち!?
・1989年(第65回大会)
[5区]日本体育大学/4年・島津秀一(太成・大阪)
・1993年(第69回大会)
[6区]山梨学院大学/4年・広瀬諭史(篠山産・兵庫)
・1996年(第72回大会)
[6区]中央大学/3年・工藤利寿(不来方・岩手)
[10区]山梨学院大学/4年・渡辺高志(銚子商・千葉)
・1997年(第73回大会)
[1区]早稲田大学/3年・梅木蔵雄(宇部鴻城・山口)
[5区]神奈川大学/4年・近藤重勝(洛南・京都)
・2000年(第76回大会)
[6区]中央大学/3年・永井順明(報徳・兵庫)
[10区]駒澤大学/2年・高橋正仁(秋田工・秋田)
・2004年(第80回大会)
[5区]筑波大学/4年・鐘ヶ江幸治(奈良学園・奈良)
・2016年(第92回大会)
[5区]日本大学/4年 ダニエル・M・キトニー(ガンビ・ケニア)
[6区]日本体育大学/3年・秋山清仁(順天・東京)
[10区]青山学院大学/4年・渡辺利典(東北・宮城)
※『箱根駅伝100年 襷の記憶』(ベースボール・マガジン社)より抜粋
2016年のキトニー選手はケニア出身。マラソンは確かにアフリカ系選手が多いイメージがあります。
この年は復路で大手町17度越えという暖冬だったのですが、宮城出身の渡辺選手が10区の区間賞をとっていました。氷点下のときに比べると暖冬の方が東北、雪国出身の選手が12人中3人で少なく感じられます。
最高気温が15.3度、最低気温が-0.4度で寒暖差が15.7度だった1989年、大阪出身の島津選手が区間賞でした。寒暖差に強い!
では、最適な環境とは。専門家に聞いてみました。