• Facebook
  • Twitter

博多観光とセットで楽しめる福岡県「能古島」に行ってきた【島ランへGO #1】

  • LINEで送る
  • はてなブックマーク

 仕事や旅行などで見知らぬ土地を訪れると、私は必ず周辺を走って回ります。近くの山を登ったり、行きたかった観光スポットを訪れてみたり。そんな“旅ラン”には、大会あるいはトレーニングで走るのと、また違った楽しみがあるものです。

 特に私がオススメしたいのが、ちょっと足を伸ばして離島を走る“島ラン”。離島と聞くと、なんとなく遠い場所のように感じてしまうかもしれません。しかし国内だけでも、各地の主要都市からすぐ訪れることの可能な島がいくつも存在します。

 私はこれまで、国内で20以上もの離島を走ってきました。その経験をもとに、実際に走った中から“島ラン”にオススメの離島をご紹介していきます。今回の島は、福岡県にある『能古島(のこのしま)』。アクセスに優れ、博多観光のついでにだって訪れられる離島です。

能古島へは姪浜渡船場から片道約10分

 能古島に渡るには、姪浜(めいのはま)渡船場発着のフェリーを利用します。渡船場は姪浜駅から約2kmと歩けない距離ではありませんが、駅北口からバスも利用可能。さらに博多駅などからもバスが出ていますので、アクセスは非常に良好です。姪浜駅は地下鉄空港線で博多駅から約20分。渡船場にはコインロッカーがありますので、博多に着いてそのまま向かうことだってできてしまいます。

 晴れた日のフェリーは最高! フェリーには客室が用意されていますが、ほとんどのお客さんは甲板に出て眺めを楽しんでいました。ちなみに、フェリーの眺めを楽しむなら、出港前から甲板に待機しておくのがオススメ。なぜなら……。

 姪浜渡船場を出港後、約10分という短さで能古島へ到着してしまうのです。まさに“あっという間”の船旅。これなら、船酔いすら心配ありません。ちなみに姪浜-能古島間を行き来するフェリーは、1時間に1〜2本。1本逃すとしばらく待たなければいけませんので、時間は事前にチェックしておきましょう。詳しい時刻表は、博多港の公式サイトに掲載されています。

海から山へ、起伏に富んだ道を気ままにラン!

 島に到着したら、さっそく走り出しましょう。ほとんどの観光客はバスで『のこのしまアイランドパーク』に直行してしまいますが、走ればこその出会いが島には溢れています。今回は港に着いて、島を時計回りに走ってみました。

 海辺から始まったランニングは、程なくして山の中へ。木々に囲まれた道はキレイに舗装されているので、とても走りやすくなっています。木陰はとても涼しく、夏場でも快適に走ることができるでしょう。

 走っていると、鳥や虫、カエルなどの鳴き声が聞こえてきます。ふと空を見上げてみたら、大きな鳥が頭上を優雅に飛んでいました。なにやら山の中ではカサカサと木々の擦れる音も聞こえており、小動物などがいたのかもしれません。

 もし疲れて走れなくなってもご安心を。本数こそ少ないですが、島内はバスが巡回していました。島内の主要地を通って、ちゃんと港まで運んでくれます。島ランは楽しむのが一番!無理しないようにしましょう。

 やがて、再び港へと戻ってきました。コースというより思うがまま走りましたが、能古島は1周しても約10kmと手頃な距離。最後に、島内でぜひ訪れて頂きたいスポットをいくつかご紹介しておきましょう。

<展望台>
 島の中心部にある展望台は眺めが最高です。360度パノラマの絶景では、福岡市内、そして反対側に玄界灘が見えました。周囲が海、そして高い建物がないからこそ、こうした展望台から素晴らしい景色が楽しめるのは離島の大きな魅力。バス停から歩くこともあり観光客はあまり訪れないようですが、この景色は見ないと損!ですよ。

<早田古墳>
 島の南側、福祉施設『福岡ひまわりの里』付近にある古墳。舗装路からは外れますが、道脇に設けられた看板に従って山に入ると、すぐに現れます。西暦600年頃に造られたもののようですが、島の歴史を感じることができるでしょう。

<のこの市>
 走り終わったら、港すぐの『のこの市』で腹ごしらえを。こちらでは、能古うどん、のこバーガー、能古島サイダーなど、島ならではの飲食が楽しめます。売店も併設されているので、フェリーまでの待ち時間にお土産を買うのにもオススメの場所です。

 見て、触れて、食べて堪能した能古島。海の水は透き通って美しく、ランニング後の良いアイシングになりました。あらかじめ、濡れても良いようにタオルや着替えを用意しておくと良いかもしれません。

 また、家族や恋人と訪れた際には、『のこの市』でレンタサイクルを借り、自分は併走して周るなんていうのもオススメ。きっと思い出深い時間になるはずです。福岡空港や博多からでも気軽に訪れることのできる、アクセス抜群な能古島。豊かな自然を満喫しながら、“島ラン”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

[筆者プロフィール]
三河 賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。3児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表
【HP】http://www.run-writer.com

<Text&Photo:三河賢文>

  • LINEで送る
  • はてなブックマーク

ランキング
Ranking

  • 最新

オススメ記事
Special

注目キーワード