2019年6月14日

サングラスの正しい選び方とは? 知っておきたい、レンズの種類と適するスポーツ&環境 (2/2)

ギラつく反射光を抑える「偏光レンズ」

 光りを受けてギラつく路面や水面などは、本来の姿と違って見えるもの。このギラつきを抑えられるのが、偏光フィルムが用いられた偏光レンズです。例えば雪上の状態を読まなくてはいけないスノースポーツ、あるいは魚の姿を的確に捉えるフィッシングなどで威力を発揮します。

サングラスは色より種類で選ぼう

 サングラスを選ぶ場合、レンズの“色味”だけで選んでいる方が多いかもしれません。確かにダークカラーは、それだけ光りを遮断してくれる印象があるでしょう。もちろん、レンズの色は“見え方”を変えますので、無視して良いものではありません。しかし実際には、色よりレンズの種類がパフォーマンスに大きく影響を与えます。まずレンズの種類を選び、そのうえで好みの色を選ぶという流れがオススメです。

 視界から入ってくる情報は、競技結果にも繋がる大切なもの。どんな場所で使い、何を主目的とするのか。また、使用するスポーツ種目によって、最適なサングラスは異なります。できれば実際に外などで着用し、サングラスごとの使用感を自ら確認してください。

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[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表
【HP】https://www.run-writer.com

<Text:三河賢文/Photo:Getty Images>

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