2021年11月9日

【旅ラン】「第7回金沢マラソン」走ってきた!地元の名産品、スタッフやボランティアの愛がすごい (2/3)

 ふとまわりを見渡すと、金沢市民の皆さんは声援自粛の中にあっても、それぞれに工夫を凝らした応援グッズやボードにメッセージを記して、私たちランナーと交流を楽しんでいるようです。

ペースメーカーのランナーの皆さんも大会の盛り上げに一役

 スタートから約2時間。折り返し地点を過ぎ、体力が消耗しているためか、エネルギーになるものが欲しくなります。茶屋街付近の「食べまっしステーション」で、大好物のあずきが登場! 菓匠高木屋の大納言もなかや中田屋のきんつばをいただきます。

これは贅沢! 中田屋のきんつばが山盛りです!

 浅野川からやや起伏に富んだ卯辰山の景色を眺めながら足を進めると、あっという間に30キロを通過。城北市市民公園を通過すると、今まで通過した「食べまっしステーション」とは異なる気配が。

金沢3大メジャーカレーが一口サイズで登場

 いよいよきたぁー! 金沢3大メジャーカレーであるゴーゴーカレー、ターバンカレー、ゴールドカレーが一口サイズで登場です。やはりこちらも、個配用に紙コップにカツとカレーが一口サイズに食べやすく設置されており、衛生的に充分な配慮となっていました。

 フルマラソンは、30キロを超えたあたりからがきつい。溜まった疲労や精神的な踏ん張りが効かなくなり、一歩一歩が鉛のように重くなります。約3時間のランニング活動をしている脚が、疲労に負けるか、それとも心のギアをひとつ上げてイーブンペースを保てるか、決断を迫られる地点でもあります。

 そんなタイミングで提供されたカレーは、体と心にスパイスを投入してくれました! “食べまっし=食べなはれ”と言われなくとも、3種のカレーを味わったのは言うまでもありません。

石川県庁前の駅西50m道路の葉はキレイに色づいていました

 石川県庁前の紅葉が映えるなか、残り約5.0キロ地点では、金沢市の着物愛好者で構成される「小粋なきもの倶楽部」のメンバーが、加賀友禅を身につけて出迎え、当日のハロウィーンに合わせた仮装姿のサポーターが、ボードメッセージでランナーにエールを送り続けます。

「小粋なきもの倶楽部」のメンバーの応援はレースに華やかさを添えてくれます

メッセージボードでの応援も随所に見られました

 なかには「ゴール後に何を食べたい?」のボードメッセージがあり、私は思わず「ビール!」と答えて笑いに包まれてしまったひと時もあり……残りの距離は、ひたすらのど越しビールの爽快感をイメージしてゴールに向かいました。

1 2 3