
「仕事が頭から離れない」、その理由を調査!皆の対処法も聞いた (4/4)
株式会社サンカラ 代表取締役でマインドフルネストップ講師の人見ルミさんは、以下のようにコメントしています。
人見さん:脳科学の研究によれば、あれこれ幾つもの思考を使ってマルチタスクを行うと脳は疲弊し、1つのことに集中した方がリラックスすることが分かっています。
調査にあるように旅の前に完全に仕事を終了させること、メールの自動返信で休暇中であることを知らせるなど、オンオフを分けて旅に集中した方が心身を癒すことになります。
ヨーロッパ(特にドイツ)では、飲食業以外の日曜日の店舗営業が法律で禁止されたり、休暇中のスタッフ要員も体制が取れており旅行中に仕事が入ることがない仕組み作りが進んでいます。
人生100年時代、自らのサステナビリティについて考えたとき、日本の企業も適切な休息とウェルビーイングを確保する仕組み作りが長期的な生産性と幸福感を高める鍵となるのではないでしょうか。
監修者紹介
人見ルミ

株式会社サンカラ 代表取締役 マインドフルネストップ講師
TBSニュースレポーター、テレビ東京お天気予報キャスターを経て報道ディレクターに転身。「中村敦夫の19時発」など担当。 数々のTV番組を手がけるも、20代後半で心身ともに疲弊し29歳で単身インドへ渡航。1年半本場のヨガ・瞑想といった、マインドフルネスのエッセンスを学び、生き方の価値観がガラリと変わる。
帰国後、医療系企業を経て船井総研グループ会社である(株)船井メディアの会員誌の編集長に就任。取材を通じて出会った約800名を超える一流の著名人や経営者の仕事ぶりや人生の成功エッセンスに触れ、事業を成功に導き、常務取締役に就任。2013年(株)サンカラを設立し代表取締役に就任する。
現在、大手上場企業から外資系企業、中小企業、省庁、自治体など、マインドフルネス企業研修の実績ではトップクラス。社員のストレス軽減やパフォーマンスを高め、対人関係の改善や組織の生産性向上に貢献している。早稲田大学人間科学部卒業。CBTストレスカウンセラー(認知行動療法)ヒプノセラピー資格取得 。
著書に「働く人のためのメンタルコントロール」(あさ出版)「潜在能力を120%引き出すマインドフルネスストレッチ」(KADOKAWA)「心を整えるマインドフルネスCDブック」が3万部を超えベストセラー入り。「マインドフルネス思考」(いずれもあさ出版)、「一瞬で運がよくなる幸せ法則」(ゴマブックス)他。
HP:http://www.mindfulness-jp.com
Facebook:https://www.facebook.com/hitomirumi?fref=photo
<Edit:編集部>